新型コロナの学校での感染
Prevalence and Risk Factors for School-Associated
Transmission of SARS-CoV-2
Transmission of SARS-CoV-2
アメリカのK12(幼稚園の年長より高校生まで)における教育現場で、コロナ感染を調べた
論文が雑誌JAMAに掲載されています。
1) 感染伝播を学年、マスク、学級閉鎖、ワクチン、社会的脆弱性について検討しました。
2020年秋から2021年春(F20/S21)と、2021年秋(F21)の2期間を調査しました。
F20/S21は33,000人を対象にしています。インデックス症例は教員を含めて435人です。
F21は18,000を対象にしていて、教員を含めたインデックス症例は309人です。
2) F20/S21のコロナ発生率は2.2%で、F21は2.8%と低率でした。
マスクの効果は一番で、F20/S21での危険率は0.12でした。
F21における学級再開と学級閉鎖とを比較すると、危険率は2.47となります。
ワクチンを完全に実施していると危険率は0.04に低下し、絶対的危険率は3.6%です。
変異株流行の変化により、不完全なワクチン接種ではその効果は減弱しています。
流行株の変化にもかかわらず、マスクの効果は継続してありました。
しかし、両期間ともにSVI(社会的脆弱性)では危険率は上がっています。
(SVI;社会的脆弱性についてはAIで調べました。※下記参照)
私見)
忘れてはいけないニューノーマルもあります。
教育現場ではワクチンとマスクの効果は絶大です。
マスクに関しても試行錯誤が続くかもしれません。
コロナ 学校 原文.pdf
社会的脆弱性.pdf
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