最近のケアネットの記事より
医学情報ネットのケアネットは最近特に充実しています。
皆さんと共有するテーマがありましたので、チョイスしてブログします。
1)週末のキャッチアップ睡眠とうつ病との関係
全体の参加人数は、5,550人 キャッチアップ睡眠の時間別うつ病有病率は、以下の
とおりであった。
・0時間以下(3,286人): 7.0%
・0〜1時間(1,033人): 4.2%
・1〜2時間(723人): 2.9%
・2時間以上(508人): 6.0%
週末のキャッチアップ睡眠の時間が1〜2時間の人において、うつ病リスクの低下が
認められた。
2)ファイザー製ワクチン、3回目接種後の副反応は?
<接種部位反応>
・痛み:dose1(83.7%)、2(78.3%)、3(18〜55歳:83.0%、65〜85歳:66.7%)
・腫れ:dose1(6.3%)、2(6.8%)、3(18〜55歳:8.0%、65〜85歳:0.0%)
・発赤:dose1(5.4%)、2(5.6%)、3(18〜55歳:5.9%、65〜85歳:0.0%)
<全身性反応>
・倦怠感:dose1(49.4%)、2(61.5%)、3(18〜55歳:63.8%、65〜85歳:41.7%)
・頭痛:dose1(43.5%)、2(54.0%)、3(18〜55歳:48.4%、65〜85歳:41.7%)
・筋肉痛:dose1(22.9%)、2(39.3%)、3(18〜55歳:39.1%、65〜85歳:33.3%)
・悪寒:dose1(16.5%)、2(37.8%)、3(18〜55歳:29.1%、65〜85歳:16.7%)
・関節痛:dose1(11.8%)、2(23.8%)、3(18〜55歳:25.3%、65〜85歳:16.7%)
・下痢:dose1(10.7%)、2(10.0%)、3(18〜55歳:8.7%、65〜85歳:0.0%)
・嘔吐:dose1(1.2%)、2(2.2%)、3(18〜55歳:1.7%、65〜85歳:0.0%)
・発熱(≧38.0℃):dose1(4.1%)、2(16.4%)、3(18〜55歳:8.7%、65〜85歳: 0.0%)
・解熱鎮痛薬の使用:dose1(27.8%)、2(45.2%)、3(18〜55歳:46.7%、65〜85歳:33.3%)
3)4週に1回の投与で片頭痛発作を予防するアイモビーグ皮下注70mgペン
副作用は本剤投与群で8.5%(11/130例)が認められました。
主な副作用は、便秘、注射部位反応(紅斑、そう痒感、疼痛、腫脹など)、傾眠など
でした。
なお、重大な副作用として、発疹、血管浮腫およびアナフィラキシーを含む重篤な過敏症
反応と重篤な合併症(腸閉塞、糞塊、腹部膨満およびイレウスなど)を伴う便秘が海外で
報告されています。
本剤の使用中に、血圧が上昇したり高血圧が悪化したりすることがあります。
自宅で血圧計を用いるなど、血圧の変動に注意してください。
また、既に発現している片頭痛発作を緩解する薬剤ではないため、本剤投与中に発作が
発現した場合には、必要に応じてトリプタンなどの急性期治療薬を使用します。
デバイスはオートインジェクターであり、外箱を冷蔵庫から取り出し30分以上待って
室温に戻してから使用します。
現状は自己注射が認められておらず、原則として外来受診時の投与となります。
4)熱傷診療ガイドライン改訂第3版が発刊
下記のPDF参照
私見)
最近は内外において医療情報のネットが盛んで、最新情報を得ることが出来ます。
しかし、ややもすると振り回されてしまいます。原文に目を通さないと、結論が180度
異なる場合もあります。短く切り取られた寸評は危険な場合もあります。
私も十分に注視して自分の目で確かめていきたいと思います。
1 週末のキャッチアップ.pdf
2 ファイザー.pdf
3 4週に1回の投与で片頭痛.pdf
4 熱傷診療.pdf
5 熱傷ガイドライン_.pdf