ネット情報より
<院内勉強用>
1;フォシーガ、心不全に関する新たなエビデンスをAHA2022で発表
アストラゼネカは2022年11月8日のプレスリリースで、第III相DELIVER試験において
フォシーガ(一般名:ダパグリフロジン)によって駆出率が軽度低下または保持された
心不全患者の症状の負担感、及び健康関連の生活の質(QOL)を改善したと発表した。
2;アナフィラキシーによる悲劇をなくそう
皮膚症状がなくてもアナフィラキシーを疑う場面では、血圧低下または気管支攣縮または
喉頭症状のいずれかを発症していれば診断可能
(下記のPDF参照)
3;新生児への毎日の保湿剤、アトピー性皮膚炎を予防しない
生後1年間、保湿剤を毎日塗布してもアトピー性皮膚炎への予防効果は認められなかった。
4;コロナワクチンの血栓症リスク、種類別比較を定量化
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のワクチンのうち、アデノウイルスベースの
ワクチンであるChAdOx1-S(アストラゼネカ製)はmRNAベースワクチンのBNT162b2
(ファイザー製)と比較して、初回接種から28日以内の血小板減少症のリスクが30%以上
高く、アデノウイルスベースのワクチンAd26.COV2.S(ヤンセン製)はBNT162b2
に比べ、血小板減少症を伴う血栓症候群(TTS)の中でも静脈血栓塞栓症のリスクが高い
傾向にある。
5;不眠症患者の死亡リスクに対する睡眠薬の影響
睡眠薬の使用と全死亡率との間に、性別および年齢による関連性が観察されたことを報告
した。
6;アスピリン潰瘍出血、ピロリ除菌での予防は一時的?
Helicobacter pylori(H. pylori)除菌は、アスピリンによる消化性潰瘍出血に対する
1次予防効果があるものの、その効果は長期間持続しない可能性がある。
7;オミクロン株BA.4_5の病原性と増殖性
デルタ株およびBA.2と比較したところ、BA.4およびBA.5のハムスターにおける増殖性と
病原性は、いずれもBA.2と同程度であったが、デルタ株と比べると低いことなどが明らかに
なった。
8;変わる糖尿病像とアドボカシー
最近の研究では少なくとも血糖コントロールが良好な患者については、一般の人々と違いが
ないことが明らかにされている。
9;9価HPVワクチン、来年4月1日から定期接種へ
9価ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンの定期接種を2023年4月1日から開始する方針
を了承した。4価ワクチン未完了の者が9価ワクチンで接種を完了することを可能としている
点を踏まえ、医師と相談の上で交互接種を認める。
10;メチシリン耐性S. lugdunensisが国内でも増加の可能性
皮膚に常在するコアグラーゼ陰性ブドウ球菌(CNS)でありながら、黄色ブドウ球菌に匹敵
する病原性を持つことが知られているスタフィロコッカス・ルグドゥネンシス
(Staphylococcuslugdunensis)
11;コロナ 第八波
12;SGLT2阻害薬で起立性低血圧は増えるか?
SGLT2阻害薬は血糖降下作用に加えて降圧効果も報告されているが、その作用機序から
浸透圧利尿による体液減少に起因する起立性低血圧が懸念される。
13;風俗店勤務の女性が発見した第2期梅毒の1例
14;小児科学会、乳幼児にもコロナワクチン推奨
15;政府、コロナ「第8波」で行動制限せず
私見)
新しいアナフィラキシーのガイドラインがでました。次回のブログで再考しましょう。
1 フォシーガ、心不全に関する新たなエビデンス.pdf
2 アナフィラキシーによる悲劇をなくそう.pdf
3 新生児への毎日の保湿剤.pdf
4 コロナワクチンの血栓症リスク.pdf
5 不眠症患者の死亡リスクに対する睡眠薬の影響.pdf
6 アスピリン潰瘍出血、ピロリ除菌での予防は一時的?.pdf
7 オミクロン株BA.4_5の病原性と増殖性.pdf
8 変わる糖尿病像とアドボカシー.pdf
9 9価HPVワクチン、来年4月1日から定期接種へ.pdf
10 メチシリン耐性S. lugdunensisが国内でも増加の可能性.pdf
11 コロナ 第八波.pdf
12 SGLT2阻害薬で起立性低血圧は増えるか?.pdf
13 風俗店勤務の女性が発見した第2期梅毒の1例.pdf
14 小児科学会、乳幼児にもコロナワクチン推奨.pdf
15 政府、コロナ「第8波」で行動制限せず.pdf