2023年02月22日

NHK日曜討論を観て・大量国債

NHK日曜討論を観て・大量国債

<言葉の失禁>


 2月12日のNHK日曜討論で、国債問題の専門家の意見を観て感じました。
殆どが専門用語で理解できませんでしたが、日本人の頭脳は素晴らしいと感じ入りました。
十分な知識と情報を習得していないと、討論には勝てないものだとも思いました。
迫力あるリベートに興奮し、ボクシング番組のエキサイトマッチを見ているようでした。

 ただ、医師として他山の石と反省する事がありました。
優秀な頭脳でも言葉の失禁をするものでしょうか。

「データを並べて騒いで、国民を不安におとしめる事はもういい加減に止めてほしい。」
「日銀の役員は日本の専門家ですよ。信頼し任せていいのではないでしょうか。」
「そう言うのなら、じゃどうすれば良かったんですか。」

番組の内容は十分に理解できませんでしたが、やっぱり大量の国債は国民感情として心配です。
言葉の言い回しには内容以上の事を感じるようで、本当の失禁にも言葉の失禁にも、実地医家
として注意したいものです。



  
         “がんばれ! 河村小百合さん”
   
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posted by 斎賀一 at 18:50| その他

2023年01月30日

実地医家のべからず集;choosing wisely

実地医家のべからず集;choosing wisely



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 SGIMのchoosing wiselyは、実地医家に対する辛口の論評です。
今回も大胆とも思える警告を発しています。


1) インスリンを使用していない2型糖尿病患者が、家庭で毎日血糖モニタリングを行う事は
   お勧めしません。

2) 患者が恩恵を受ける可能性がない限り、定期的な年次検査を実施しないでください。
   検査の頻度は、個々のリスク要因と好みに基づいて決定する必要があります。
   健康診断を実施している場合は、重なる健康診断は避けるべきです。

3) 低リスクの外科的処置の前に、定期的な術前検査を実施しないでください。

4) 平均余命が10年未満の成人のがん検診は、お勧めしません。

5) 患者または医療提供者の便宜性のためだけに、末梢にカテーテルを留置したり、放置
   しないでください。







私見)
 アメリカでは、以前より費用対効果から医療の適切化が叫ばれています。
 日本のもったいない感覚からはやや趣が異なりますが、更なる医療費の削減が求められて
 いるのかもしれません。
 日本は以前の輝きを失っているのでしょうか。
 団塊の世代は、全てにおいてお荷物になるのでしょうか。
 真の福祉国家を目指したいものです。








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posted by 斎賀一 at 17:35| その他

2023年01月04日

新年のご挨拶

新年のご挨拶



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昨年は新年のご挨拶に大作を描くとの抱負を書きましたが、今では季節が移り水田は冬の里山と
なり、描き始めた風景は一変しています。
画家の松村健三郎は、何年もかけて自宅の庭の木々を描き続けたとの事です。
私も何年もかけて、原風景の里山を描きたいと思っています。
「虎を描いて狗に類す」でも良いのです。
大坂の芸人の山添寛が言っています。「この年になると、お金よりも時間が大事だと気付くん
です。だからお金の浪費より時間の浪費をするんです。」
更に彼は言っています。「褒めてもらってラッキー、腐られるのが普通。何かをこなしてしまう
ことはないですか、こなしたら終わり、周りがこなしても俺はこなさない。」
 コロナ禍が続きます。本年は山添風に参ります。
「感謝されたらラッキー、ヤブと言われるのが普通。何かをこなしたら終わり。」








posted by 斎賀一 at 18:42| その他