2019年02月25日

コーヒーは睡眠に悪影響はないかも?

コーヒーは睡眠に悪影響はないかも?
          <ツイッター版>




   日本発の論文がmedical tribuneより紹介されています。
  アルコール摂取は睡眠時間を約5分程度延長させる作用があるが、これは睡眠の質が低下する
  代償と解釈しています。
  一方、コーヒーに関しては睡眠に影響がなかったと結論付けています。




  私見)
   人生で、快眠、快食、快便ならハッピーとの事ですが、私はそれに関して不得意です。
   今週の土曜日に、早速人体実験を行います。






   コーヒー 不眠.pdf










posted by 斎賀一 at 19:21| Comment(2) | その他

2019年01月17日

随時尿検体のナトリウム/クレアチニン比の使用方法

随時尿検体のナトリウム/クレアチニン比の使用方法
        <業務連絡用>




 本来は24時間蓄尿により一日のナトリウム排泄量を測定する事で、疾患の鑑別や食事指導に利用する事が出来ますが、煩雑なためそれに代わる随時尿での方法をこれからは本院で汎用しますので、職員の皆さん周知してください。

 下記の文献PDFを参照して、方法と理論的側面を纏めてみました。


1) 随時尿の採尿は、起床後第二尿と夕方の2回採尿とする。
   起床後第一尿では、夜間の尿が膀胱に溜まっているため不安定になるかもしれない。
   一方夕方の尿は一番平均値に近い。しかし採尿が提出出来ない場合には、2回目は午後の適時
   でもよい。

2) 尿提出の伝票には  
     ・尿中ナトリウム濃度 ・尿中クレアチニン濃度 ・年齢 ・体重 ・身長  
   以上を掲載して提出する。

3) 2回の結果の尿中Na値と尿中CRE値の平均値を計算して、下記の計算式にインプットする。


        https://www.adpkd.jp/selfcheck/calc_salt.html


   出た結果の値は一日のナトリウム排出量となる。グラム値基準値は80~250mEq/day、
   または4~6g/day   ( ※ mEqを17で割るとグラムになる。)

4) 便や汗からもナトリウム排出があるので、上記で計算した量よりも2gほど多くナトリウムを摂取
   していると想定されている。
   減塩指導の際には、この事を念頭に置く必要がある。
   高血圧ガイドラインの2014年版では、食塩摂取目標は6gとなっている。
   WHOは5g未満を推奨
   つまりガイドライン目標値から2を引いた値が、2回随時尿で算定した場合の指導目標となる。
   (日本のガイドラインでは 6−2 の4gが尿算定の目標値)





私見)
 今後この検査により減塩指導及び低ナトリウム血症の鑑別を行う予定です。
 下記のPDFをご参照ください。





1 尿中Na.pdf

na.pdf

推定na.pdf

低Na血症の鑑別診断.pdf

尿中.pdf

尿中na3回法.pdf

本院用酸塩基.pdf

















posted by 斎賀一 at 14:06| Comment(0) | その他

2019年01月05日

赤ワインは片頭痛の誘発因子(trigger)

赤ワインは片頭痛の誘発因子(trigger)

Alcoholic beverages as trigger factor and the effect on alcohol
consumption behavior in patients with migraine



0105.PNG  




 赤ワインは片頭痛の原因とされています。今回、その他のアルコール飲と比較しながら、
片頭痛の赤ワインの役割を調べた論文が掲載されています。


纏めてみますと、


 1) データはアンケートを主体にして2,197名の片頭痛患者を調査しました。
    (コントロールを設定しないのは、不可能に近い事と判定が困難との事です)
    アルコール飲がtriggerと報告したのは35.6%です。
    片頭痛患者の中で、25%は片頭痛を予測してアルコール飲を途中で止めたり、
    決して飲んでいませんでした。10%の人は、アルコール飲が片頭痛を誘発すると他人から
    言われたことがあり、自分では経験が無くてもアルコール飲を控えていました。
 
 2) アルコール飲が原因の場合の中で、赤ワインが一番多く77.8%です。
    しかし、間違いなく片頭痛を起こす頻度はたったの8.8%でした。
    原因triggerとして、赤ワインは英国、白ワインはフランスとイタリア、ウォッカはロシアが
    多く見られましたが、勿論アルコールの消費量のバイアスが掛かっています。

 3) 種類に関係なく全てのアルコール飲での片頭痛発作開始時間は、1/3が3時間以内で、
    90%が10時間以内です。「二日酔い」よりも早期に発作が起こる事より、triggerと
    二日酔いは独立した因子で別の生理学的機序が関与しているものと推測されます。
    (二日酔いは血中アルコール濃度が低下する時に起ります)

 4) 誘発に関してアルコール飲にあまり一貫性が無いのは、単独の誘発因子ではなく、
    その他の因子(不眠、疲労、ストレス、生理など)が変動して関与しているからと思われる。
    結果は下記のPDFを参照ください。



私見)
 赤ワインは原因と言うよりは、単なる一つの誘発因子(trigger)で複合的な因子が変動しながら
関与しているものと思われます。
 この私は片頭痛持ちで、アルコールに関して下戸です。その割には赤ワインが好きで、小瓶に分けて
一日少しだけ嗜んでいます。ご参考まで。



赤ワイン.pdf

赤ワイン片頭痛 .pdf









posted by 斎賀一 at 15:23| Comment(1) | その他