2017年04月24日

高尿酸血症・痛風のガイドライン

                  高尿酸血症・痛風のガイドライン
       <ツイッター版>


             本疾患について的確に纏められています。
             ご参照ください。


            尿酸.pdf













posted by 斎賀一 at 19:35| Comment(0) | 整形外科・痛風・高尿酸血症

2017年04月11日

尿酸の治療薬(ザイロリック)は安全

尿酸の治療薬(ザイロリック)は安全

 A randomised controlled trial of the efficacy and safety of allopurinol
dose escalation to achieve target serum urate in people with gout



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 以前より、尿酸降下薬の中ではアロプリノール(ザイロリック)が主流でしたが、最近は新薬が登場して
やや影が薄くなっています。
主な原因は、腎機能の低下に従って投与量を調整しなくてはならないという点です。



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      高尿酸血症・痛風治療ガイドライン2012より  ※Ccrとは腎機能を表し、100が正常



 しかし今回発表された論文では、段階的にザイロリックの投与量を増加していけば腎機能低下患者でも使用が可能で、しかも尿酸値を正常化出来るとしています。
まさしく、糖尿病治療薬のメトグルコが腎機能低下患者に禁忌でしたが、最近は解除された(?)のとよく
似ています。


 まとめてみますと

 1) 約100人がザイロリックを漸増して、固定量(腎機能に従う)のコントロール群と比較しています。

 2) 平均年齢は60.2歳で男性が87%
    44%が痛風結節を有していました。

 3) 12カ月観察、その間3か月毎にチェックして尿酸値の目標を6以下に設定

 4) 結論的には、尿酸値が6以下の目標に達成したのは
      漸増群で69%           コントロール群で32%。
      痛風発作は漸増群で54%   コントロール群で59%

 5) 副作用の肝障害は軽度で、両群とも同じ頻度。(肝障害は極めて稀としています。)
    しかも腎機能低下の頻度も同じでした。むしろ腎機能の改善すら認められた症例もありました。




私見)
 ヨーロッパのガイドラインでは、腎機能低下患者にはザイロリックの投与は控えるように、との内容
 ですが、 一方アメリカでは、腎機能低下の場合でもザイロリックは服用可能としているようです。
 腎機能に注意して投与すれば、何も新薬に限らなくても良さそうです。





annrheumdis-2016-21.pdf











posted by 斎賀一 at 20:29| Comment(0) | 整形外科・痛風・高尿酸血症

2017年02月06日

高尿酸血症と腎機能障害(CKDを含めて)

高尿酸血症と腎機能障害(CKDを含めて)

Targeting Uric Acid and the Inhibition of Progression to End-Stage Renal Disease



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 高尿酸血症は痛風の原因ですが、必ずしも全員が痛風発作を起こすわけではありません。更に中性脂肪との関係で心血管疾患に不利に関与すると言われていますが、治療をすべきかどうかは議論が分かれています。

 今回、Medical Tribuneに尿酸値が腎機能障害の進展に悪影響があるとする学会報告のレポートが掲載されました。

 元文献を簡単に見てみました。

 1) 鶏と卵の関係で、どちらが先かは分からない(腎機能の低下している人は、尿酸の腎臓からの排出
    が低下しているので高尿酸血症になる。)と今までは言われていたが、解析の結果、腎機能の悪化
    に対して高尿酸血症は、明らかに独立した危険因子であると結論付けています。

 2) 以前の論文で、治療しない群と治療した群では尿酸値があまり変わらなくても、腎機能の悪化は
    治療した群の方が少なかった。

 3) 尿酸値を6.5以下にすることが腎機能の悪化に繋がらない。




私見)
 高尿酸血症だけではあまり治療対象にしていませんでしたが、腎機能(eGFR)も充分に注意してまいります。



血清尿酸高値が末期腎不全リスクに|ニュース|Medical Tribune.pdf


uric acid.pdf








posted by 斎賀一 at 20:04| Comment(0) | 整形外科・痛風・高尿酸血症