2018年05月16日

生姜が子供の嘔吐症に有効

生姜が子供の嘔吐症に有効

New study finds ginger proven to treat vomiting
in children with acute gastroenteritis



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 民間療法の本には定番で「擦った生姜汁」は吐いている子供に効果があると記載されています。
私も家庭内ではよく使用していました。意外に吐いている時には、生姜は難なく飲めるものだと認識していました。

 今回海外の学会で感染性胃腸症に生姜が有効との報告がなされています。
報告では10mgとしていますが、私の家庭内経験では、難しい事は言わずに生姜を擦って適宜のお砂糖を混ぜてスプーンで与えるか、またはリンゴジュースに混和してみてはと思います。





ESPGHAN_2018_GI_Ginger_Press_Release.pdf













posted by 斎賀一 at 18:46| Comment(1) | 小児科

2018年04月26日

RSウイルス感染症

RSウイルス感染症
小児科;V.59 N.4 2018



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 雑誌の小児科に、RSウイルス感染症の特集が組まれていましたので纏めてみました。
図表の詳細は下記のPDFをご参照ください。


1) 診断
   迅速抗原検査は感度80%、特異度97%と、主流の診断ツールです。
   しかし、成育医療センターで検査キットの3社を比較すると、特異度は100%でしたが感度はまちまち
   でした。 (見落としがある)
   細菌感染の合併は26%
   細菌感染合併群での症状は、喘鳴が多い、not well doing、経過中の急な発熱
   白血球の増加≧15,00か、低値<5,000、CPR、PCT などで疑う。
   ヒトメタニューモウイルスとの鑑別が必要
   ヒトメタニューモウイルスのほうが月齢が高く、喘息発作の頻度や胸部X線での異常所見の頻度も
   高い。
   月齢6か月未満では、RSウイルス感染症の重症度が高く、12~23か月では、ヒトメタニューモ
   ウイルスの重症度が高かった。

2) 臨床像と合併症
   1:上気道炎  2:喉頭気管気管支炎  3:細気管支炎  4:肺炎 の4型がある。


  
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  主な合併症
  1) 中耳炎 
     52%の頻度   2歳以下が多い。

  2) 無呼吸
     生後1か月未満に多く認められ、感染初期においても無呼吸を呈し突然死の原因ともなる。

  3) SIADH(低ナトリウム血症)
     傾眠傾向、哺乳不良の時に疑う。

  4) 反復性喘鳴

  5) 乳幼児突然死症候群・脳炎
     共に稀ながら注意が必要





私見)
 実地医家にとってRSウイルス感染症は、乳幼児の疾患の中で最も重要な疾患の一つです。
 そのため鑑別診断上において欠かせない疾患であります。
 私のブログでも何回か紹介しています。
 参照して頂ければ幸いです。RSウイルスとして検索して頂ければヒットします。


    2016-11-21
    2016-10-07  ★これがお奨め
    2016-05-14
    2016-01-19
    2015-07-09
    2015-05-01






RSウイルス.pdf

シナジス.pdf

シナジスパンフ.pdf











posted by 斎賀一 at 13:20| Comment(0) | 小児科

2018年04月19日

でべそ:臍ヘルニア

でべそ:臍ヘルニア



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 最近ですが、本院に臍ヘルニアの乳児が来院して保護者の方がかなり心配しておられたので、調べて掲載しました。


1) 腸管が脱出していれば臍ヘルニア、腸管脱出がなければ臍突出症といいます。
   総称して「でべそ」と呼んでいます。

2) 新生児の4~10%に認められる。
   低出生体重児は、腹筋が未発達のため頻度が高く、1,000~1,500gの赤ちゃんは80%以上の
   発生率

3) 出産時の臍帯の処置と臍ヘルニアは関係が無い。

4) 生後3か月までは大きくなるが、腹筋が発育する1歳ごろには90%が自然に治る。

5) 1〜2歳を超えても治らなければ、手術が必要になる。
   全身麻酔で行われる。

6) 圧迫療法は遅くなると効果が出にくくなるので、開始は生後2か月前後が適当




★参考文献
  乳幼児健診 : 小児科臨時増刊号、V.58 N9.2017



私見)
細かい点はPDFをご参照ください。




でべそ.pdf

ドクターサロンより.pdf

















posted by 斎賀一 at 13:48| Comment(0) | 小児科