2018年03月03日

潜在結核感染症のガイドライン

潜在結核感染症のガイドライン
 
Latent tuberculosis infection
           <ツイッター版>



 羊土社のレジデントノートによりますと「結核感染症には臨床症状と病変があり、結核菌が検出される
活動性結核と、感染があるが臨床症状がなく菌も検出されない潜在性結核(latent tuberculosis)が
ある。」 となっています。

 今回WHOから、この潜在性結核のガイドラインが出ましたので紹介します。
詳細なアルゴリズムは元論文をご参照ください。


私の注目した点だけを記載しますと

1) 潜在結核は明白な臨床症状が無いが、結核菌に対する免疫反応が持続的に続いている状態で
   ある。
   しかし、潜在結核に対しての至適基準(gold standard)はない。

2) 検査としては、ツベルクリン反応とIGRAがあるが、何れも絶対的な検査ではなく限界がある。





私見)
 繰り返しますが、アルゴリズムが載っていますから本論文を読んでください。
 結局、潜在結核のゴールドスタンダードは無いので、IGRAの感度、特異度もあやふやになってしまい
 ます。
 一般的にはIGRAが陽性で、レントゲンに所見があれば結核の治療を開始。
 IGRAが陽性でレントゲン所見が無ければ結核の予防投与。(ヒドラ等)
 となりますが簡単にはいかない様です。
 患者のリスク層別化、及び薬物療法の際の見直し化が大事になります。
 IGRAにはQFTとT-スポットがありますが、本院ではT-スポットの方を採用しています。

  日本結核病学会より指針が出ていますので下記に掲載します。
 また、抗酸菌検査及びIGRAに関しては、下記の書籍より抜粋してPDF化しました。
 職員の皆さんはこちらをよく読んでください。
 尚、付け足しになりますが、結核、結核菌群、非結核性抗酸菌群を混同しないようにして下さい。



  好酸菌検査を使いこなすコツ : 結核予防会   御手洗聡
  レジデントノート・検査の選び方 生かし方野 : 野口善令   羊土社




潜在結核.pdf

抗酸菌検査.pdf

結核 IGRA.pdf

潜在性結核感染症治療指針.pdf












posted by 斎賀一 at 15:17| Comment(1) | 感染症・衛生

2017年12月25日

咳のエチケット

咳のエチケット
                   <ツイッター版>
    


     厚労省より咳のエチケットに関するポスターが出ましたので掲載いたします。

    診察している私の前で、私に向かって浴びせるがごとく咳をする人がいます。
    気持ちは良く分かります...。





   咳エチケット.pdf














posted by 斎賀一 at 20:11| Comment(1) | 感染症・衛生

海外旅行の際の注意

海外旅行の際の注意
                <ツイッター版>



   厚労省より例年通りに注意勧告(?) が出ていますので掲載いたします。

  日本の画家の熊谷守一は生涯、自宅から出ずに庭の草花や月を描いていたそうです。
  一回だけ新聞をとりに玄関を出て家の周りを散歩したとの事で、それ以来二度と外出はしていない
  そうです。
  天命を全うするとはそういう事だと思っています。




  海外旅行.pdf







posted by 斎賀一 at 19:57| Comment(0) | 感染症・衛生