2022年10月18日

インフルエンザワクチンのQ&A

インフルエンザワクチンのQ&A



 メーカーから、インフルエンザワクチンのQ&Aが手に入りましたので参考にして下さい。
 本年度はワクチンは潤沢にあるようです。入荷次第、随時接種を行っています。
 今の時点では、インフルエンザワクチンとコロナワクチンは接種できる順番で計画して
 ください。
 本院では原則、同時接種は行っていません。





 インフルエンザワクチン Q&A.pdf













posted by 斎賀一 at 19:28| インフルエンザ

2022年09月24日

小児のインフルエンザの入院におけるタミフルの効果

小児のインフルエンザの入院におけるタミフルの効果

 
Association of Early Oseltamivir With Improved Outcomes
in Hospitalized Children With Influenza,2007-2020



40924.PNG



 小児に限らず大人もインフルエンザに罹患したら、早期にタミフルを服用する事が勧められて
いますが、小児の入院症例に関してはバイアスが掛かり、その効果に関しては明白ではありま
せんでした。
 今回雑誌JAMAに小児の入院例に関しての報告がありました。


1) 2007年10月1日〜2020年3月31日の間に、インフルエンザで入院した55,799人中18歳
   以下の小児が対象です。  平均年齢は3.61歳   男性が56%
   入院後0〜1日以内でタミフルを服用した、早期治療群との比較です。
   早期治療群は33,207人(59.5%)です。
   主要転帰は入院期間です。
   二次転帰は7日以内で再入院、入院2日以降にICU転送、ECMO使用、入院中の死亡です。

2) 結果
   早期治療群は入院期間が3日間に対して、遅延群は4日間でした。
   7日以内で再入院は、3.5%対4.8%です。
   ICU転送は、2.4%対5.5%
   ECMO使用か死亡例は、0.9%対1.4%です。
   明らかに早期治療群が優勢です。

3) 考察
   統計によると、33%が入院してもタミフルで治療をしていません。
   その理由として、今までの文献からはタミフルの効果を疑問視する傾向があるためとして
   います。また、7%は入院後に遅れて治療となっています。
   特に重症例はタミフルの効果が不確実と言われていましたが、本報告では軽症から重症例
   にかけて、タミフルによる早期治療の必要性が証明されました。
   またサブグループとして、喘息患者にも当てはまります。






私見)
 ECMO使用と死亡例が1%もあるという事は、インフルエンザは小児においては新型コロナ
 以上の危険な感染症となっています。
 本年はインフルエンザワクチンに関して、本院も十分に対応できるようです。
 適切な時期に接種を予約してください。






タミフル JAMA 原文.pdf











posted by 斎賀一 at 16:45| インフルエンザ

2022年08月18日

インフルエンザ・治療薬ゾフルーザ アメリカでは5〜12歳の適応承認

インフルエンザ・治療薬ゾフルーザ
アメリカでは5〜12歳の適応承認
 
Genentech Announces FDA Approval of Xofluza to Treat Influenza
In Children Aged Five and Older




0818.PNG



 ゾフルーザは、タミフル耐性にも有効との事で、当初は大いに期待されました
が、紆余曲折があり(下記のブログを参照ください)、又インフルエンザが
ここ数年全く流行しない事も相まって、忘れかけられていました。
しかし、今シーズンはコロナとの同時流行の可能性が懸念されています。
冬ともなれば、インフルエンザとの雰囲気でしたが、今年はそうはいかない
ようです。いつのシーズンもインフルエンザの流行源は小児です。
そのような危機感から、今回アメリカのFDAは、一日一回の服用で良いゾフルーザを、5〜12歳の小児に適応を広げました。
miniSTONE-2研究では、インフルエンザ症状の緩和、BLOCKSTONE研究では、
予防投与の効果が示されました。


 1) 5〜12歳では、副作用が5% 主に、嘔吐、下痢

 2) 適応は、
  
     治療
     ・ 5歳以上の普段は健康な人
     ・ 12歳以上のハイリスクの人
     
     予防投与
     ・ インフルエンザ患者との濃厚接触の5歳以上の人

 3) 禁忌は、
  
     ・ 妊婦、もしくは妊娠を希望の人
     ・ 授乳中、もしくは母乳育児を計画している人



私見)
 あくまでも日本で承認されたらの事ですが、基礎疾患のない5〜12歳の小児と、基礎疾患のある成人にはゾフルーザも選択肢と考えます。




本論文.pdf

1 菅谷憲夫氏の提言.pdf

2 亀田病院.pdf

3 ゾフルーザの逆風.pdf

4 ゾフルーザの逆襲.pdf

5 ゾフルーザに関する編集者のコメント.pdf

6 インフルエンザ新薬のゾフルーザ.pdf

7 ゾフルーザはリスク患者にも有効_.pdf

8 抗インフルエンザ薬の使い分け.pdf

9 新薬・ゾフルーザ.pdf



















posted by 斎賀一 at 15:03| インフルエンザ