赤ワインは心血管疾患の予防
A red wine intervention does not modify plasma trimethylamine
N-oxide but is associated with broad shifts
in the plasma metabolome and gut microbiota composition
N-oxide but is associated with broad shifts
in the plasma metabolome and gut microbiota composition
その昔からフレンチパラドックスと言われているのに、なんで今という感じがしますが、
改めて簡単にブログします。
1) 心血管疾患の病歴がある、平均年齢60歳の男性42名が対象です。
全員が2週間ウォシュアウトをして、3週間の介入試験です。
ワイン群はアルコール12.75度の赤ワインを250cc毎日飲みます。
対象者は禁酒群です。介入試験中は他のアルコール類、ヨーグルト、昆布茶、食物繊維、
乳製品、プロバイオティクスなどのポリフェノール関連の物は控えます。
2) 腸内細菌と代謝産物のオキシダントの一種であるTMAOを測定します。
TMAOは腸内細菌が蛋白質の豊富な食品を代謝するときに放出されるトリメチルアミンから
生成され、アテローム硬化に関与すると言われています。
3) 結果
赤ワイン群は腸内細菌の変化があり、Parasutterella、Ruminococcaceae、
Bacteroides、Prevotellaが優位となっていました。
血液検査では酸化還元のホメオスタシスの改善が認められ、動脈硬化を悪化させるオキシ
ダントストレスの解消に繋がっていました。
しかし、TMAO値は赤ワイン群と禁酒群では同等の値でした。
3週間の介入試験では余りにも短期過ぎるため、今後の試験が期待されるとしています。
私見)
ジョギングの際に前と同じ場所で、アスファルトの轍に引っ掛かり顔面打撲の
こぶをつくってしまい、とんだ様相になってしまいました。
痛みよりも年のせいかとガッカリしていると、songの番組で中島みゆきの
「旅はまだ終わらない」のメロディーが流れていました。
妻の明るい笑い声よりも、音楽は人を慰めてくれるものですね。
本日は赤ワインも飲まず、風呂にも入らず、ブログはサマリーを読んで
早く寝ます。お休みなさい。
赤ワイン 本論文.pdf