遅い食事の事を遺伝子は覚えている
Late isocaloric eating increases hunger, decreases energy expenditure,
and modifies metabolic pathways in adults with overweight and obesity
and modifies metabolic pathways in adults with overweight and obesity
夜遅く食事を摂るとカロリーが蓄積されてしまい、肥満に繋がるという事は何となくイメージ
されますが、今回の論文は遺伝子生物学的に解明しています。
1) 若い肥満の人16名に参加してもらい調べています。
早い時間の群は、午前9時、午後1時、午後5時として、
遅い時間の群は、午後1時、午後5時、午後9時としています。
一日の摂取カロリーと運動量は同じです。
2) 食事をすることにより血糖値が上昇し、脂肪細胞が刺激されることで「レプチン」と
いうホルモンが分泌されます。
このレプチンは満腹中枢を刺激する「レプチン受容体」に作用して、食欲を抑制します。
つまり、食べることでレプチンが働き食欲が抑えられ、満腹を感じるのです。
(ネットより)
遅い食事群ではレプチンの分泌が抑制され空腹感が増加し、脂肪酸が蓄積され、脂肪細胞
の脂肪酸の代謝が抑制され、日中のエネルギーの消費も低下します。
3) このホルモンの日内変動は細胞内の日内変動に影響し、それが細胞内の遺伝子レベルに
反映され、脂肪酸の代謝にコントルールするように記憶されてしまいます。
私見)
日々の食生活が細胞の遺伝子レベルに影響するとは、根が深い感じです。
何事も改善するには時間が必要の様です。
食事 肥満Late isocaloric eating increases hunger, decreases energy expenditure, and modifies metabolic pathways in adults with overweight and obesity1.pdf