インフルエンザ・治療薬ゾフルーザ
アメリカでは5〜12歳の適応承認
アメリカでは5〜12歳の適応承認
Genentech Announces FDA Approval of Xofluza to Treat Influenza
In Children Aged Five and Older
In Children Aged Five and Older
ゾフルーザは、タミフル耐性にも有効との事で、当初は大いに期待されました
が、紆余曲折があり(下記のブログを参照ください)、又インフルエンザが
ここ数年全く流行しない事も相まって、忘れかけられていました。
しかし、今シーズンはコロナとの同時流行の可能性が懸念されています。
冬ともなれば、インフルエンザとの雰囲気でしたが、今年はそうはいかない
ようです。いつのシーズンもインフルエンザの流行源は小児です。
そのような危機感から、今回アメリカのFDAは、一日一回の服用で良いゾフルーザを、5〜12歳の小児に適応を広げました。
miniSTONE-2研究では、インフルエンザ症状の緩和、BLOCKSTONE研究では、
予防投与の効果が示されました。
1) 5〜12歳では、副作用が5% 主に、嘔吐、下痢
2) 適応は、
治療
・ 5歳以上の普段は健康な人
・ 12歳以上のハイリスクの人
予防投与
・ インフルエンザ患者との濃厚接触の5歳以上の人
3) 禁忌は、
・ 妊婦、もしくは妊娠を希望の人
・ 授乳中、もしくは母乳育児を計画している人
私見)
あくまでも日本で承認されたらの事ですが、基礎疾患のない5〜12歳の小児と、基礎疾患のある成人にはゾフルーザも選択肢と考えます。
本論文.pdf
1 菅谷憲夫氏の提言.pdf
2 亀田病院.pdf
3 ゾフルーザの逆風.pdf
4 ゾフルーザの逆襲.pdf
5 ゾフルーザに関する編集者のコメント.pdf
6 インフルエンザ新薬のゾフルーザ.pdf
7 ゾフルーザはリスク患者にも有効_.pdf
8 抗インフルエンザ薬の使い分け.pdf
9 新薬・ゾフルーザ.pdf