2022年08月18日

インフルエンザ・治療薬ゾフルーザ アメリカでは5〜12歳の適応承認

インフルエンザ・治療薬ゾフルーザ
アメリカでは5〜12歳の適応承認
 
Genentech Announces FDA Approval of Xofluza to Treat Influenza
In Children Aged Five and Older




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 ゾフルーザは、タミフル耐性にも有効との事で、当初は大いに期待されました
が、紆余曲折があり(下記のブログを参照ください)、又インフルエンザが
ここ数年全く流行しない事も相まって、忘れかけられていました。
しかし、今シーズンはコロナとの同時流行の可能性が懸念されています。
冬ともなれば、インフルエンザとの雰囲気でしたが、今年はそうはいかない
ようです。いつのシーズンもインフルエンザの流行源は小児です。
そのような危機感から、今回アメリカのFDAは、一日一回の服用で良いゾフルーザを、5〜12歳の小児に適応を広げました。
miniSTONE-2研究では、インフルエンザ症状の緩和、BLOCKSTONE研究では、
予防投与の効果が示されました。


 1) 5〜12歳では、副作用が5% 主に、嘔吐、下痢

 2) 適応は、
  
     治療
     ・ 5歳以上の普段は健康な人
     ・ 12歳以上のハイリスクの人
     
     予防投与
     ・ インフルエンザ患者との濃厚接触の5歳以上の人

 3) 禁忌は、
  
     ・ 妊婦、もしくは妊娠を希望の人
     ・ 授乳中、もしくは母乳育児を計画している人



私見)
 あくまでも日本で承認されたらの事ですが、基礎疾患のない5〜12歳の小児と、基礎疾患のある成人にはゾフルーザも選択肢と考えます。




本論文.pdf

1 菅谷憲夫氏の提言.pdf

2 亀田病院.pdf

3 ゾフルーザの逆風.pdf

4 ゾフルーザの逆襲.pdf

5 ゾフルーザに関する編集者のコメント.pdf

6 インフルエンザ新薬のゾフルーザ.pdf

7 ゾフルーザはリスク患者にも有効_.pdf

8 抗インフルエンザ薬の使い分け.pdf

9 新薬・ゾフルーザ.pdf



















posted by 斎賀一 at 15:03| インフルエンザ