2022年07月20日

オミクロン株の変異の猛威

オミクロン株の変異の猛威

・BA.4/BA.5 Omicron subvariants over4 times more resistant to mRNAvaccines
・What to Know About the New BA.2.75 Omicron Subvariant



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 本院でも変異オミクロン株による襲来をうけ、職員一同限界に達しています。
電話対応、診察の手順、駐車場問題、診察後の入力作業、その後の症状の対応など、今までに
ない本院のキャパを超えた状態となっています。
これ迄もインフルエンザのパンデミック問題の時も夜の11時過ぎまで頑張った経験があります
が、今回は根本的に異なります。

医療ネットの情報からオミクロン株の変異について考察しました。


1) 2021年12月に、インドでオミクロン感染の波が始まりました。
   BA.1からその後BA.2 BA.4 そしてBA.5と置き換わっており、現在日本ではBA.4と
   BA.5が猛威をふるっているようです。

2) この2つの亜変種は、mRNAワクチンに対して以前の株よりも4倍も耐性があるとの報告
   です。
   逆に希望的なデータもあります。自然感染の場合は現在のオミクロン亜変種に対して
   97%の抵抗を有し、ワクチンによるT細胞免疫も保持されるとしています。
   一方で、自然感染よりもワクチン接種による抗体の方がはるかに効果的とのデータも
   あります。

3) BA.4とBA.5は、ワクチン未接種者、高齢者、免疫不全においては、入院率が高い
   ようです。

4) 明らかにこのウイルスは、パンデミックからエンデミック(風土病化)し始めています
   が、未だ休戦状態に向かう、その手建ても掴んでいません。

5) インドではBA.2.75が流行しています。
   これはBA.4とBA.5よりも感染力が強いと言われています。
   このウイルスは今流行しているBA.4とBA.5に逆に駆逐され、世界的な流行には至らない
   とも言われています。






私見)
 ウイルスが変異して、ワクチンを含めた免疫機能から逃れようとするのは、ウイルスを
 はじめとした生命の自然の理かもしれません。
 当然ながら悪いのは、変異を繰り返すこのウイルスです。そのために色々な業種の人々が
 困苦を被っています。
 我々医療者は出来るだけの努力をするつもりです。岸田首相の新たな行動制限はしないと
 いう方針に賛成です。
 しかし、社会全体が悲鳴を上げている一因は感染症2類にもあると思っています。
 もうそろそろ見直しの時期ではないでしょうか。









Omicron subvariants_ BA.4_BA.5 over 4 times more resistant to vaccines.pdf

What to Know About the New BA.2.75 Omicron Subvariant _ MedPage Today.pdf











posted by 斎賀一 at 21:52| 感染症・衛生