今季のインフルエンザワクチンの推奨
ケアネット情報より、日本ワクチン学会からインフルエンザワクチン接種の勧奨がありました。
1) コロナ感染の予防対策のためか、この2年間インフルエンザの流行がありませんでした。
そのため、住民のインフルエンザに対する抗体値が低下しています。
2) 2022年4月中旬以降、南半球ではインフルエンザの流行が認められています。
過去の5年間の平均を超えた流行で、5歳未満と5〜19歳の年齢層に最も高い報告率です。
3) 本学会は生後6か月以上の全ての人に、接種を推奨します。
◆ A 型株
A/ビクトリア/1/2020(IVR−217)(H1N1)
A/ダーウィン/9/2021(SAN−010)(H3N2)
◆ B 型株
B/プーケット/3073/2013 (山形系統)
B/オーストリア/1359417/2021(BVR−26)(ビクトリア系統)
4) ワクチンの効果は
・65歳以上で34〜55%の発病阻止 82%の死亡阻止
・6歳未満では41〜63%の発病阻止
・3歳未満では42〜62%の発病阻止
私見)
昨年はメーカーの問題で、ワクチンの出荷が遅れに遅れました。
本年はそのような事のないよう祈って、本院職員一同準備に取り掛かります。
日本ワクチン学会の見解.pdf