新年のご挨拶
仕事始めの朝なのに、白衣のズボンが見つからず、バタバタとしてしまい、
改めてブログでの新年のご挨拶です。漸く静寂を取り戻した新しい年の初め
ですから、少しは大風呂敷の抱負を語ります。
今年こそは、大作の絵を仕上げたいと思っています。しかも、私の原風景の
養老川の里山を高島野十郎風に描くのが夢です。1988年(昭和63年)
目黒区美術館の野十郎展を見た時の感動を、今でも覚えています。
細密画ですが、端麗で、その精神性が表れていました。「生まれたときから
散々に染め込まれた思想や習慣を、洗い落とせば落とす程、写実は深くなる。」
と言っていたそうです。
ぎゃーぎゃー騒ぐ黒カラスには背を向けて、もう二度と涙を流さないと誓った
その里山に対峙したいと思っています。
これからも、透明感のある絵とブログを書き続けたいです。
所詮、人は一人で生まれ一人で死ぬのですから、野十郎の様に、生まれる前の
裸になる境地になりたいものです。
残念ながら、垢の沁みついた私には、上のような、野十郎のような絵は描けない
ようです。しかし所詮、人は真似することは出来ます。