2021年02月22日

2回目ワクチン接種は遅れてもいいのかそれとも1回の接種でよいのか?

 
2回目ワクチン接種は遅れてもいいのかそれとも1回の接種でよいのか?
 
Delayed Second Dose versus Standard
Regimen for Covid-19 Vaccination
 


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 報道で既にご存じかと思いますが、新型コロナワクチンの世界的な不足と争奪戦において、2回目の
接種時期は3週間を厳守せずに遅らせて、先ず1回目の接種を優先してはとの案が浮上しています。
それに関して、雑誌NEJMにディベートが掲載されていましたのでブログします。



1) 賛成の見解

   ・今は平時ではない。 
    新型コロナの脅威は、ワクチン接種のプログラムを超えている。
   
   ・1回の接種により、その効果は10日後から徐々に増加する。
    2回目の接種時期には、その効果は80〜90%となっている。
    結局1回目の接種による85%の効果に対し、2回接種後の効果は95%である。 

   ・2回目の接種を延期し多くの人に1回目を接種するという決断は、結果的に多くのコロナ患者の発生
    を抑え込むことが出来る。

   ・今は新型コロナの変異株が流行し始めていて、このウイルスが流行の優位となる心配が目前で
    ある。今こそ多くの人に接種して、感染を抑えこむ時期である。
    これはリスクの高い人に、迅速に接種することを意味する。

   ・少数の専門家は、2回目の接種を遅らせる事によりその免疫効果が減少する危険性を述べている。
    しかしワクチン不足の現状では、全員がワクチン接種を完了するのは春も終わりかけた頃となって
    しまう。今は多くの人に接種を行う時である。


 2) 反対意見  
  
   ・決まりは守るべきである。
    確かに1回目の接種だけでもその免疫効果の減弱は少ないかもしれませんが、十分なデータは
    今のところありません。 

   ・2回目の接種を遅らせてもよいとの保証は出来ません。
    その事は積極的に2回接種を推奨するのに支障となります。
    結局は新型コロナの収束を遅らせる結果となります。
    急な変更は接種者に混乱を招き、2回接種の意義をなくしてしまいます。

   ・不完全な接種が変異株の蔓延に影響する懸念もあります。

   ・現在はワクチン不足ですが、メーカの努力でいろいろなワクチンが現場に届く予定です。

   ・科学的根拠を明白にして政策的な判断に委ねることなく、迅速にワクチンの供給手段を検討
    すべきです。






私見)
 今は、ファイザーのワクチンが届くのを心待ちにしています。
 やがてモデルナのワクチンも選択肢となることを期待します。
 現状では本院では2回接種を推奨して参ります。しかし、もしも2回目の接種が遅延した場合
 (ワクチンの配給の滞り、接種者の都合や忘れてしまった場合、スケジュールの不備等)には
 ワンクール、つまり3週間の遅れは許されるかもしれません。
 あまりストイックにならず、大らかに温かく政府の方針を見守りたいと思います。







Delayed Second Dose versus Standard Regimen for Covid-19 Vaccination.pdf










posted by 斎賀一 at 20:11| Comment(1) | ワクチン
この記事へのコメント
早く多くの人に届くといいです。
還暦を迎えた両親にも早く安心してもらいたいです。
Posted by at 2021年02月25日 08:12
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