2020年09月25日

インフルエンザワクチンは妊娠のanytime(いつでも)  安全・スウェーデンからの報告

インフルエンザワクチンは妊娠のanytime(いつでも)安全
 スウェーデンからの報告
 
Maternal Influenza A(H1N1) Immunization During Pregnancy
and Risk for Autism Spectrum Disorder in Offspring



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 妊娠中のいかなる時期でも、インフルエンザワクチンは安全であるので積極的に接種する様色々な
ガイドラインが推奨しています。
しかし一部の研究からは、妊娠早期での接種が自閉症スペクトラムに関与する可能性があると指摘
しており、ガイドラインを読んでも妊娠早期での記載にはやや歯切れが悪い部分もありました。
本院でも妊娠3か月以降で積極的にお勧めしていましたが、今回の論文ではlarge sizeですし、妊娠
早期に絞ってのstudyです。


 • 2009年10月から2010年9月に出産した乳児を対象にしています。
   39,726人がインフルエンザワクチンを接種しています。
   その内13,845人が妊娠早期の接種です。 対照として29,293人がワクチン非接種です。

 • 経過観察は6.7年間です。
   自閉症スペクトラムの発生はワクチン群が394人(1.0%)で、非ワクチン群では330人(1.1%)
   でした。
   妊娠早期に限定して解析しても、その危険率は0.92と安全性に問題はありませんでした。




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私見)
 一部の国では安全性が担保されていないとして、妊娠早期でのインフルエンザワクチンの接種を勧奨
 していないとのことですが、今回の自閉症スペクトラムに関してもクリアーしたことにより、私も自信を
 もって “any time” と言えそうです。 以前の私のブログもご参照ください。




Maternal Influenza A(H1N1) Immunization During Pregnancy and Risk for Autism Spectrum Disorder in Offspring_ A Cohort Study_ Annals of Internal Medicine_ Vol 0, No 01.pdf








posted by 斎賀一 at 18:08| Comment(1) | ワクチン
この記事へのコメント
先生、職員の皆様、お忙し中ご配慮いただきまして、ありがとうございましたm(__)m
Posted by at 2020年09月26日 00:12
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