2020年08月26日

ピロリ菌の検査方法

ピロリ菌の検査方法
 
Serology Is More Sensitive Than Urea Breath Test or Stool Antigen
For the Initial Diagnosis of Helicobacter pylori Gastritis
When Compared With Histopathology



20826-2.PNG

               (ネットでピロリ菌を調べていたらこんな写真がありました。
                 なんで? と僕は聞きたいです。)



 現在、ピロリ菌の検査は ・尿素呼気試験 ・便中H. pylori抗原検査・血中H.pylori IgG抗体検査
の3方法があります。
比較検討した論文がアメリカの雑誌Am J Clin Patholに掲載されていますが、全文を紹介したネットmedscapeで見られますのでブログで紹介します。



1) 12年間の2,560症例を調べています。
   感度は血中H.pylori IgG抗体検査が一番高く、0.94です。 (見逃しは6%です。)
   尿素呼気試験は0.64   便中H. pylori抗原検査は0.61でした。
   特異度は血中H.pylori IgG抗体検査が一番低い傾向でした。 (過剰診断が多い)



         20826-3.PNG 


 
  
2) 検査の手順が下記に示されています。
   本論文の趣旨は、第一選択は血中H.pylori IgG抗体検査とのことです。



         20826-4.PNG




   

私見)
  概ね本院と同じです。
  治療後の検査では、一般的に便中H. pylori抗原検査を行いますが、感度が低い点に注意が
  必要です。
  また、治療によりPPIを処方されている場合も便中H. pylori抗原検査の精度が低下します。







ピロリ菌.pdf







  

posted by 斎賀一 at 19:50| Comment(0) | 消化器・PPI
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: