2020年06月19日

新型コロナにおけるマスクの重要性・WHOより

新型コロナにおけるマスクの重要性・WHOより
 
Advice on the use of masks in the context of COVID-19



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 昨日のNHKの番組で、可視化された伝搬方法が良く分かりました。
しかし、若干誤解が生じないかと危惧する点もありました。
WHOより、マスクの重要性を指導するガイドラインが載っていますので纏めてみました。


1) 新型コロナの伝搬の仕方は、主に飛沫感染と接触感染です。
   飛沫感染は密接(close contact)が1メートル以内の場合に起きます。
   感染者が咳、クシャミをすれば口、鼻、目からウイルスは侵入します。
   特別な環境(密集、密閉)の状態ではair borne(空気感染)の可能性も出てきます。
   しかしエアロゾル発生手技(aerosol-generating procedures)の無い状態で、一般的な
   空気感染が生ずるかは現在でも検討中です。
   エアロゾル中のウイルスに感染させる能力があるかも疑問視されています。
   実験でのジェット噴霧は一般的ではありません。
   エアロゾルから付着したウイルスにどれだけの感染力があるかも、はっきりしたエビデンスは
   ありません。

2) 感染は症状のある人との密接で起こります。
   無症状の人からの感染も否定は出来ませんが、はっきりしたエビデンスはなく媒介物からの感染も
   考えられ、バイアスが係っている可能性もあります。
   症状がある人や症状の出る直前の人からはウイルスが多く排出しますが、症状の後期には減少
   します。無症状患者は6~41%と幅が広いです。
   無症状の人からもウイルスの排出は認められていますので感染の伝搬の可能性はありますが、
   有症状の人から比べるとかなり低いと考えられています。
   なお、中国からの報告では無症状感染者からの感染は14%でした。一般的には症状が出現して
   8日間でウイルスの放出はなくなります。それより長引く排出例もありますが、感染力に乏しい
   ウイルスと考えられます。

3) マスクは重要な個人防護ですが、手洗い、密接を避ける(physical distancing)、ゴーグルの
   使用とのコンビネーションが重要です。
   サージカルマスクが原則ですが、fabric(織布マスク、布マスク)も代替となりえます。
   その際は何層になっているかが問題で、少なくとも3層が必要です。
   予防効果の面でも、患者に対してマスクを装着させることが必須です。
   その場合は感染者に代替として、布マスクでも有効です。
   織布マスクでは手洗い、physical distancingを併用する必要があります。






私見)
 ややおおらかなWHOのガイドラインは殺伐とした今にとって、ほっとします。
 WHOと言えば山一證券の野澤正平氏の言葉が思い出されます。

 「私が悪いんです。社員は悪くはありません。社員は一生懸命、頑張ってくれています。」

 私も勇退する時は、野澤社長の様に心に残る言葉を残したいものです。






WHO-2019-nCov-IPC_Masks-2020.4-eng.pdf










posted by 斎賀一 at 18:19| Comment(2) | 感染症・衛生
この記事へのコメント
暑くなってきたので、外出時のマスクも厳しくなってきましたね〜(*_*)

今まで仕入れていたものが、5倍の価格になってしまって様子をみてと思ってますが。

それと職場も換気の為に窓を開けっ放しにしてるのですが、困ったことに連日のようにハエ、便所バチ、蚊もいっぱい入ってきます(-_-;)


Posted by at 2020年06月21日 03:54
今日、手芸やのマスクの型紙に小池百合子風マスクと西村大臣風マスクと言うものがありました。

よく違いがわからなかったけど...(^-^;
Posted by at 2020年06月21日 13:34
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