2020年01月29日

もう10年、もう1つのコロナウイルス・その2

もう10年、もう1つのコロナウイルス・その2

                  雑誌NEJMより 
Another Decade, Another Coronavirus
January 24, 2020 DOI: 10.1056/NEJMe2001126




1) 2019-nCoVはSARS-CoVに75~80%と類似しており、幾つかのコウモリ-コロナウイルスと近い
   関係がある。

2) SARSやMERSと異なり、培養液よりも人の気道粘膜に親和性があり増殖しやすい。

3) 遺伝子配列も判明して、現在は診断のための試薬が新たに開発されてきている。
   診断が迅速になり、感染経路の特定が可能になると期待される。

4) SARSやMERSの場合は広範に感染するsuperspreadingが問題だったが、2019-nCoVは現時点
   では不明である。

5) SARSやMERSは上気道よりも下気道に感染したため、はっきりした症状のある人からの感染だった
   が、2019-nCoVはSARSと同様と考えられるので症状が出現してからの感染が多いと想定される。
   (実際には潜伏期での感染も報告されておりますが、やはり主体はカタル期か症状出現からが多い
    と思います。)

6) 2019-nCoVは変異が激しく、SARSやMERSよりも人への親和性が増加している。

7) 2019-nCoVの起源はコウモリと推定されるが、直接人に感染したか間に他の動物が関与してかは
   今後の研究

8) 感染の主体はdropletと思われるので、飛沫感染が主体と推定される。
   (取り敢えずマスクが有効でしょうか。)










posted by 斎賀一 at 18:42| Comment(0) | 感染症・衛生
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