2019年06月08日

糖尿病と慢性腎臓病の合併にSGLT-2阻害薬とDPP阻害薬の併用は有効?

糖尿病と慢性腎臓病の合併にSGLT-2阻害薬とDPP阻害薬の併用は有効?

   <短 報> 
Albuminuria-lowering effect of dapagliflozin alone
and in combination with saxagliptin and effect of dapagliflozin
and saxagliptin on glycaemic control in patients with type 2
diabetes and chronic kidney disease (DELIGHT):




 糖尿病と慢性腎臓病(CKD)を合併した患者に、糖尿病治療薬のSGLT-2阻害薬(フォシーガ)と
DPP阻害薬(オングリザ)を併用した研究が発表になっています。


纏めますと

1) 約451名をフォシーガ+オングリザの併用群(155名)、フォシーガ単独群(145名)及び
   プラセーボ群(148名)に振り分けました。
   登録基準は、尿中アルブミン/尿中クレアチニン比(UACR)が30~3500、 
   eGFRが25~75、HbA1cが7~11%です。

2) プラセーボ群と比較した24週間の経過観察です。
   UACRの減少率は併用群で38%、単独群で21%。
   eGFRの低下は併用群及び単独群共に、2.4ml/minuteまで低下
   HbA1cの低下は、併用群で0.58%であった。
    副作用は3群とも同じでした。

3) 上記の効果は、治療終了後の3週間で元のベースラインに戻っている。

4) メーカーの見解としては降圧薬のARBを服用していれば、フォーシガはDPP阻害薬を併用しても
   しなくてもCKDの進展を予防できると、どや顔のコメントです。

Jwatchの論評は
  「この研究は期間が短い。CKDの高度低下例には適応されていない。アメリカのFDAは、
   併用はeGFRが60以上としている。 併用療法はコストの面で問題を含んでいる。」





私見)
 併用には問題点もありそうですが、ともあれeGFRが60以上なら蛋白尿の軽減にも繋がる有効な治療
 選択肢のようです。
 (肝代謝のトラゼンタとの併用ならどうなるかと興味が湧きました。)





          0608.PNG






Albuminuria-lowering effect of dapagliflozin alone and in combination with s.pdf

1 SGLT2阻害薬一覧.pdf

2 dpp.pdf

3 CKD.pdf


















posted by 斎賀一 at 16:45| Comment(1) | 糖尿病
この記事へのコメント
花粉症が終わったと思ったら、6月に入ってからアレルギ―鼻炎?なのか、鼻がズルズル出たり、くしゃみ、鼻づまりの症状がひどい人が周りに多くて...(>_<)

耳もつまる感じで、頭痛もするし。

マスクをしててもあまり効果がないようですが、何かのアレルギ―なのでしょうか?

時期的に暑いので、外でマスクをしてる人もあまりいませんが。

この前職場でお客さんと、マスクをしてると口元が隠れるので、実年齢より若く見えるよね〜という話になり、特に女性は目元だけだと綺麗に見えますよね...ありがたい(^o^)

仕事上もマスクは欠かせませんが。

「マスクよ、いつもありがとう!!!」
Posted by at 2019年06月11日 16:06
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