2019年02月25日

アナフィラキシーの2相性について

アナフィラキシーの2相性について

 
Low Incidence of Biphasic Allergic Reactions in Patient
Admitted to Intensive Care after Anaphylaxis



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 アレルギー反応で全身症状がある場合をアナフィラキシー反応と言い、必ずしもショック症状を伴わない事もあります。注意する点は稀に悪化の経過を辿る事と、2相性と言って数時間後に症状がぶり返す危険性もあります。以前から2相性に関しては、1〜23%の発生との報告です。

今回、この2相性に関しての論文が掲載されていましたので、ブログします。


1) 2011~2014年間の、83例のアナフィラキシー症例を検討しています。
   症状では、皮膚症状が83%、循環器症状が58%、呼吸器症状が54%です。
   原因(trigger)は70%が薬剤関係です。
   最初のアナフィラキシーの治療としては
   抗ヒスタミン薬が99%、ステロイド治療が96%、エピネフリン(エピペン)が80%で治療しています。

2) 2相性の反応が起きたのは4例/82例(4.8%)でした。
   その中、3例がpossible、1例がprobableでした。(用語については下記のPDF)
  全てが皮膚反応のみで、最初の症状から平均で14時間後の2相性の症状です。
   しかも症状的には軽度でした。

3) アナフィラキシーの場合は24時間の経過観察が一般的ですが、4時間で症状が無ければエピネ
   フリン(エピペン)を持たせての帰宅も可能としています。






私見)
 2相性は稀で症状も軽度の様です。鼻用のエピネフリン持参も可能でしょうか。







1 Low Incidence of Biphasic Allergic Reactions in Patients Admitted to Intensi.pdf

2 possibleとprobable.pdf

3 アナフィラキシーの2相性.pdf













posted by 斎賀一 at 20:02| Comment(0) | 喘息・呼吸器・アレルギー
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