2018年11月26日

BMJ論文の低炭水化物ダイエットに対する批評

BMJ論文の低炭水化物ダイエットに対する批評
                 Medscapeより


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 海外のネットでは、マスコミにホットライトを浴びている論文として紹介されています。
日本のネットでも取り上げられていますがmedscapeではやや辛口の論評です。


論点だけを纏めてみますと

1) 二重標識水でのエネルギー消費測定は標準的な方法であるが、この測定を利用する事に疑問を
   持つ研究者もいる。

2) 本論文では20週と長期の研究としているが、食事に対して生体が対応するには更に時間を要する。

3) 低炭水化物群のエネルギー消費量が多いとしているが、その他の因子として
   食物の熱効果、脂肪組織の活動、自律神経の状態、栄養循環、サイクルエルゴメータでは測定
   できない運動効率などがある。






私見)
 要するに、本論文はかなり制限(limitation)があり仮説の領域だとしています。
 糖質制限食は広く受け入れられていますが、その根拠となる理論的視点は更に紆余曲折がありそうで、
 門外漢の実地医家としては何事も前のめりにならないようにしたいものです。





Low-Carbohydrate Diets May Increase Energy Expenditure.pdf










posted by 斎賀一 at 20:45| Comment(0) | 糖尿病
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