2018年05月28日

PPI(胃酸分泌抑制薬)の休薬の方法

PPI(胃酸分泌抑制薬)の休薬の方法
 
Strategies for Effective Discontinuation of Proton Pump Inhibitors



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 PPIは胃酸分泌抑制薬では一番強力です。
長期に服用する事による問題点が以前より指摘されています。以前の私のブログをご参照ください。
大まかに言ってそれ程心配はないとの事ですが、実地医家にとっては長期使用には注意が必要と認識しています。
 今回の論文ではその休薬の方法が検討されています。


纏めますと

1) 米国でも外来の35.4%にPPIが処方されています。
   バレット食道(胃酸が食道に逆流するために、扁平上皮の食道が円柱上皮に化生して対応してい
   る。)、症状のある逆流性食道炎、抗血小板薬の服用、NOAC(抗凝固薬)の服用などでは、長期の
   服用は広く認められていますが、症状のない逆流性食道炎や機能性ディペプジアなどでは、なるべく
   減量や休薬を勧めています。

2) リバウンドを避ける意味で、漸減方法は2週間から1か月かける事を推奨されています。しかし1年後
   の調査で休薬出来たのは、症状のある逆流性食道炎の場合で21%、症状の無い逆流性食道炎で
   48%でした。
   これはPPIを服用する事により、二次的にガストリンが高値となり、この状態が長期にわたり継続して
   いるので漸減には時間が掛かるとしています。

3) 代替薬として、H2遮断薬や3環系抗うつ薬も推奨しています。
   漸減する方法としては隔日服用かon-demand(症状がある時だけ服用)も推奨しています。
   (本院では原則隔日服用で、症状が出現した時にon-demandとしています。)





私見)
 ガストリンに関しては下記のPDFを参照ください。





 
1ppi 中止 (1).pdf

2ガスロリン.pdf

3PPI.pdf

4H2ブロッカー.pdf









 

posted by 斎賀一 at 20:13| Comment(1) | 小児科
この記事へのコメント
先日伺った時に、待ち合い室で若い女の子がお母さんらしき人に話していたのですが...

何か予防接種みたいなのをうけたようで、看護学生なのか、看護師なのか先生にうちにおいでと口説かれた?!と嬉しそうに話してました(笑)

色々と話してくれて優しくて、注射も痛くなくて良かったと言ってましたが。

先生のとこは沢山職員さんがいらっしゃいますが、まだ雇って下さるんだ〜凄いなぁと思いましたが(^o^)

私の職場でも働きたいってお客さんもいらっしゃいますが、スタッフではとらないでね〜働くとなると違いますからね...(笑)
Posted by at 2018年05月31日 02:18
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