2018年04月26日

RSウイルス感染症

RSウイルス感染症
小児科;V.59 N.4 2018



0426.PNG




 雑誌の小児科に、RSウイルス感染症の特集が組まれていましたので纏めてみました。
図表の詳細は下記のPDFをご参照ください。


1) 診断
   迅速抗原検査は感度80%、特異度97%と、主流の診断ツールです。
   しかし、成育医療センターで検査キットの3社を比較すると、特異度は100%でしたが感度はまちまち
   でした。 (見落としがある)
   細菌感染の合併は26%
   細菌感染合併群での症状は、喘鳴が多い、not well doing、経過中の急な発熱
   白血球の増加≧15,00か、低値<5,000、CPR、PCT などで疑う。
   ヒトメタニューモウイルスとの鑑別が必要
   ヒトメタニューモウイルスのほうが月齢が高く、喘息発作の頻度や胸部X線での異常所見の頻度も
   高い。
   月齢6か月未満では、RSウイルス感染症の重症度が高く、12~23か月では、ヒトメタニューモ
   ウイルスの重症度が高かった。

2) 臨床像と合併症
   1:上気道炎  2:喉頭気管気管支炎  3:細気管支炎  4:肺炎 の4型がある。


  
         0426-2.PNG




  主な合併症
  1) 中耳炎 
     52%の頻度   2歳以下が多い。

  2) 無呼吸
     生後1か月未満に多く認められ、感染初期においても無呼吸を呈し突然死の原因ともなる。

  3) SIADH(低ナトリウム血症)
     傾眠傾向、哺乳不良の時に疑う。

  4) 反復性喘鳴

  5) 乳幼児突然死症候群・脳炎
     共に稀ながら注意が必要





私見)
 実地医家にとってRSウイルス感染症は、乳幼児の疾患の中で最も重要な疾患の一つです。
 そのため鑑別診断上において欠かせない疾患であります。
 私のブログでも何回か紹介しています。
 参照して頂ければ幸いです。RSウイルスとして検索して頂ければヒットします。


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シナジスパンフ.pdf











posted by 斎賀一 at 13:20| Comment(0) | 小児科
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