2017年06月13日

C型肝炎ウイルスの感染形式

C型肝炎ウイルスの感染形式
              <ツイッター版>



 分子レベルでC型肝炎ウイルス(HCV)がどの様に肝細胞の中で増殖していくのか、調べ直しました。

まずイントロとして生物学の基本を勉強してみます。
細胞の核に遺伝情報の2重螺旋構造のDNAがあります。その中の1本からポリメラーゼという酵素により、RNAがどんどん複製されていきます。そのRNAが小胞体(蛋白の工場)に行き、コード(遺伝情報)を解読されて蛋白が合成されます。
 一方RNAのウイルスはどのようにして複製され増殖するのか謎でしたが、エイズの研究でRNAからDNAに変化する逆転写酵素が発見されました。これにより、エイズウイルスはDNAに変化して際限なく増殖をします。
 今回のHCVはRNAウイルスです。このウイルスには、自分自身の中にDNAに依存しないポリメラーゼがあり、それが働いて自分自身でどんどん自分自身を複製し、増殖する事が分かりました。
いわゆるRNAワールドです。(生命の誕生の瞬間はRNAでした。やがてポリメラーゼが出現しRNAの増殖に関与していきます。さらに逆転写酵素が発生しDNAまで進化します。これがDNAワールドです。)

 HCVに関しての生活環(life cycle)は下記のPDFに纏めました。
また、細胞の構造に関して忘れてしまった方のためにネットで調べましたので、併せて勉強してください。





HCVの生活環.pdf


核.pdf


細胞小器官.pdf









posted by 斎賀一 at 20:21| Comment(0) | 肝臓・肝炎
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