2023年07月31日

コロナ抗原検査は2回以上やると精度が上がる

コロナ抗原検査は2回以上やると精度が上がる

<短 報>
Performance of Rapid Antigen Tests to Detect Symptomatic
And Asymptomatic SARS-CoV-2 Infection



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 当たり前と言えば当たり前ですが、無症状のコロナ患者に48時間間隔で3回抗原検査をすれば
精度が上がるとの事です。
追加的の意見として、症状がある患者さんには48時間おいて2回目の抗原検査を勧めています。





私見)
 自宅での抗原検査が陰性でも、症状があり再検希望で来院される患者さんがおられます。
 症状や社会的環境により、本院での再検査を行っています。





コロナ抗原検査..pdf







posted by 斎賀一 at 18:19| 感染症・衛生

アメリカではコロナ再感染は若い人に多い

アメリカではコロナ再感染は若い人に多い

 <お知らせ>


    ケアネットの情報からですが、アメリカではオミクロン株に変異してからは
   高齢者よりも若い人にコロナ再感染が多いとの事です。
   本院でも全ての年齢層に再感染が認められています。
   秋からの一般でのワクチン接種は必須の様です。


     



   コロナ再感染 ケアネット.pdf

   コロナ再感染 原文.pdf



   









posted by 斎賀一 at 18:13| 感染症・衛生

2023年07月28日

運動は週末だけでもいいかも

運動は週末だけでもいいかも

Accelerometer-Derived “Weekend Warrior” Physical Activity
and Incident Cardiovascular Disease



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 以前の私のブログでも週末の運動家(active weekend warrior)の効果について紹介
しましたが、同じ研究の後、解析と思われる文献が雑誌JAMAに掲載されていますので紹介
します。
紹介した以前の文献では平均年齢41歳でしたが、今回の論文では62歳と高齢者を対象にして
います。また1週間の運動量で、230分以上も検討しています。


1) ガイドラインに沿って150分/週を目標として、週末型とは運動時間の50%以上が
   週末の1〜2日に集中しているタイプで、通常型とは週末の運動時間が50%以下に
   分散したタイプです。150分/週以下がコントロール群です。

2) 主要転帰は心房細動、心筋梗塞、心不全、脳卒中です。

3) 結果
   89,573人が対象で平均年齢は62歳、女性が56%です。
   週末型が42.2%、通常型が24.0%、コントロール(非活動)方が33.7%でした。
   コントロール群と比較して、週末型も通常型も心血管疾患の予防には同程度でした。
   この傾向は運動量が増えても同じ傾向です。
   ただ、脳卒中に関してはそれ程の効果は認められませんでした。





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       WWは週末集中型、MVPAは中等度以上の運動を意味します。



4) 考察
   現代人では時間的余裕がなく、どうしても週末に運動が集中してしまいます。
   それに対して本研究内容は受け入れやすい結果です。(accessible)
   更に関節、筋肉のダメージに関しても週末型が悪い傾向ではありませんでした。






私見)
  運動量は年相応、個人差、環境次第で良いと思います。
  私は、猛暑で運動量が半減しています。






本論文.pdf

1 運動は週末だけ斎賀医院壁新聞.pdf

2 運動 ブログ以前の文献.pdf









posted by 斎賀一 at 17:55| 循環器