聴診器のアルコール消毒
Hospital Physicians’ Stethoscopes:
Bacterial Contamination After a Simple Cleaning Protocol
Bacterial Contamination After a Simple Cleaning Protocol
院内感染防止のために、患者さんを診察するごとに聴診器のアルコール消毒は必要ですが、
アメリカでは、それを実施している臨床家は少ないと指摘する論文が掲載されています。
1) 個々の患者を診察後に聴診器の表面、診察着、手の細菌検査を行いました。
20%の臨床家のみが、聴診器の消毒を実施していませんでした。
2) 聴診器表面の汚染を調べました。聴診器を白衣から直接出した場合は汚染率が50%、
一人の患者を診療後の汚染率は37%に対して、アルコール消毒後の汚染率は0%でした。
一日に少なくとも3回聴診器を消毒すると、直接白衣から取り出した場合と比較して、
17%対58%と低下します。
私見)
聴診器や院内のアルコール消毒はコロナ時代を経てニューノーマルになりつつあり、いい傾向
かもしれません。
聴診器.pdf