2022年04月26日

糖尿病治療薬GLP-1作動薬と胆嚢疾患

糖尿病治療薬GLP-1作動薬と胆嚢疾患



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 糖尿病治療薬としてGLT-1作動薬は、経口薬並びに注射薬ともにガイドラインの中核を
成しています。
今回雑誌JAMAに、本薬剤が胆嚢疾患を誘発する可能性を示唆した論文が載っています。


1) GLP-1作動薬はcholecystokininの分泌抑制の作用があり、そのために胆嚢系の運動
   が低下します。

2) 76のランダマイズ化された論文のメタ解析です。
   103,00人、平均年齢58歳の登録です。
   60文献が糖尿病関連で、13文献は肥満関連、3文献は他の文献です。

3) GLP-1作動薬により、胆道系疾患が37%の増加でした。
   1年間で10,000人あたり、27例の発生となります。
   内訳を見ますと、胆石27%、胆管結石36%、胆道疾患55%、胆嚢摘出70%でした。
   増悪因子としては、GLP-1作動薬の大量、長期の処方が挙げられます。

4) 絶対的危険率はかなり少ないのですが、長期で大量処方の場合には注意が必要です。







私見)
 糖尿病の治療となりますから長期処方は仕方がありませんが、少量かつ漸増を旨として
 参ります。








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posted by 斎賀一 at 18:16| 糖尿病