2022年04月21日

ファイザーワクチンの4回目の接種 イスラエルからの報告・その1

ファイザーワクチンの4回目の接種
イスラエルからの報告・その1
 
Fourth Dose of BNT162b2 mRNA Covid-19 Vaccine in a Nationwide Setting
[This article was published on April 13,2022, at NEJM.org]



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 実験レベルと実地臨床でも、3回目の接種後10週の早い時点でそのワクチン効果は減弱傾向
と言われています。
オミクロン株の流行に伴い、早期に3回目のブスター接種を実施したイスラエル、英国、アメリカ
は数か月の間隔で4回目の追加接種を行っています。
イスラエルでは2022年1月3日に60歳以上又は免疫機能不全を対象に、3回目から早くても
4か月後に4回目の接種を承認しています。

 今回、雑誌NEJMより3回目と4回目の効果を比較した論文が掲載されています。


1) 方法
   イスラエル最大の医療組織で記録された 2022年1月3日〜2月18日のデータを解析して
   います。60歳以上における4回目接種の相対的な有効性を、4ヵ月以上前に行われた3回目
   接種の有効性と比較評価しました。

   ・60歳以上 ・コロナに罹患していない ・医療従事者でない ・4回目の接種を希望
   しているとの条件をを満たした654,601人を登録し、実際に4回目の接種をした
   182,122人と、4回目の接種を未だしていないコントロール群182,122人を対象に、
   1対1で比較検討しています。

2) 結果
   主要転帰は ・PCR検査にて確認の感染 ・新型コロナの有症状 ・新型コロナ関連の
   入院 ・新型コロナ関連の重症化 ・コロナ関連死です。
   観察期間は7〜30日間と14〜30日の二通りです。
   接種後、最初の7日間は症状があっても接種の副反応と考えて受診しない可能性があり、
   このバイアスを除くために14日目からの観察期間も設けています。
   4回目接種後7〜30日の時点での相対的なワクチン有効率は、PCR検査で確認された
   SARS-CoV-2感染の予防において  45%減少
   有症状のCovid-19の予防において  55%減少
   Covid-19関連入院の予防において  68%減少
   重症Covid-19の予防において  62%減少
   Covid-19関連死の予防において  74%減少と推定されました。
   4回目接種後14〜30日の時点でのそれぞれの推定値は、52%、61%、72%、64%、
   76%でした。
   4回目接種後7〜30日の時点での絶対リスクの差(3 回接種 対 4 回接種)は、
   Covid-19関連入院については、100,000人あたり180.1例、重症Covid-19について
   は100,000人あたり68.8例でした。
   (一部、日本版コピー)




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3) 考察
   接種後7日間のバイアスも5〜6日で消失しています。
   対象者は殆どが3回接種が済んでいます。確かに本研究は観察期間が短く、今後も長期の
   観察が必要ですが、60歳以上においては少なくとも当初の効果はオミクロン株に対しても
   有効であることを証明しています。







私見)
 私の生命線である妻には、4回目の接種を強く勧めます。










posted by 斎賀一 at 13:26| ワクチン