2021年08月04日

小児におけるLong COVID

小児におけるLong COVID
 
Long COVID in children:
Less frequent and ‘much more poorly understood


30804.PNG



 小児でもLong COVIDは発症しますが稀な病態で、小児多系統炎症性症候群( MIS-C )と異なり、
成人よりも少ないようです。
CDCによりますと、Long COVIDは 息切れ、呼吸困難、倦怠感、思考または集中の困難、咳、胸または
胃の痛み、頭痛、動悸、関節や筋肉の痛み、しびれ、下痢、睡眠障害、発熱、めまい、発疹、気分の変化、
嗅覚や味覚の変化、月経周期の変化などです。
Long COVIDの多くは高齢者か基礎疾患のある成人に多く認められますが、だからと言って小児には
ないわけではありません。
小児のLong COVIDには消化器症状や糖尿病などの代謝疾患の後遺症はありませんが、多種類の
症状が推定されて小児ではまだ成人以上に理解されていません。
現在、小児のLong COVIDでは倦怠感から発生する神経症状に対して、小児神経内科の関心が寄せ
られています。






Long COVID in children_ Less frequent and ‘much more poorly understood’.pdf










posted by 斎賀一 at 18:41| Comment(0) | 感染症・衛生