2021年05月22日

過敏性腸症候群の食事

過敏性腸症候群の食事
 
Irritable bowel syndrome diets and how to choose one



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 ネットのmedicalnewstodayで、過敏性腸症候群の食事について教科書的掲載がありましたので
纏めてみました。IFFGDのホームページからの資料と、UPTODATEからも引用しました。
主パソコンを修理に出しており、一部グーグル翻訳の表を用いています。


1) 過敏性腸症候群の患者に有効な単一の食事療法はなく、個々の患者の特性を根気よく調べなくては
   ならない。ある患者では避けるべき食事が、別の患者では栄養学的に必要となることが間々ある。


2) 国際機能性消化管疾患財団(IFFGD)は症状の悪化を誘発する食事を特定するために、2~3週間
   の食事日記を記載することを勧めています。


3) 誘発リスクの高い食事から除去を試みます。
   リストの中の1つ又はグループを除去し、約3カ月経過をみます。
   効果が無ければその食事は再開し、別の誘発リスクの高い順に除去を試みます。
   誘発因子が分からない場合は先ず、繊維やカフェインから除去を始めます。
   除去による栄養障害が起きないように、注意することが大事です。


4) FODMAP(発酵性オリゴ糖、二糖類、単糖類、ポリオール)は食品に存在する短鎖炭水化物のタイプ
   です。FODMAPの高い食事が、過敏性腸症候群を誘発すると言われています。
   ある研究では、低FODMAPが最大86%も症状の軽減に繋がったと言われています。


5) 2~6週間、リスクが高いと思われたFODMAPから低いFODMAPに代替させます。
   6週間過ぎたら、除去したリストの中の一つを徐々に再開(解除)していきます。
   3日毎に増加させます。そして通常量まで増加して過敏性腸症候群の症状が出現したら、その食品
   が原因となります。


6) 原因食品は一つと限りませんので、そのリストの食品を次の8~12週間かけて同じようにチャレンジ
   していきます。
   この間は耐性のある高FODMAPと低FODMAPのバランスで栄養を管理します。




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          グーグル翻訳によるため不完全です。






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つまり上の表のグループでFODMAPの高い食品を完全除去し、その後一つの食品をゆっくりとチャレンジ
していきます。


7) 食物繊維
   一部の人にとっては、食物繊維を多くとることは便秘型の過敏性腸症候群の症状を緩和します。
   食物繊維には可溶性と不溶性があります。
   水に溶ける可溶性は果物、豆に存在しますが、不溶性は全粒穀物にあります。
   しかし食物繊維は人により異なった反応をします。可溶性は一般的に高FODMAPです。
   従って食物繊維に関しては徐々に増やすことが大事で、症状の悪化があればそこで中止となります。


8) 食事はゆっくりと摂ることで空気の飲み込みを防ぎますし、消化を助けます。
   また食事の際は、炭酸飲料を避けて下さい。


9) その他の誘発する食物
   果物 ; リンゴ、マンゴ、サクランボ、ネクタリン、プラム、スイカ、梨

   野菜 ; キャベツ、アスパラガス、カリフラワー、ニンニク、キノコ、
        玉ねぎ、大豆、スイートコーン、グリーンピース

   乳製品 ; 牛乳、アイスクリーム、

   不溶性繊維 ; ナッツ、トーモロコシ、果物や野菜の皮

   パンや焼き菓子

   甘味料 ; 蜂蜜、コーンシロップ、人工甘味料

   その他 ; 炭酸飲料、アルコール、紅茶、コーヒー、揚げ物


10) ガスを引き起こす食品
    豆、アブラナ科の野菜(キャベツ、カリフラワー、ブロッコリー)
    玉ねぎ、セロリ、人参、レーズン、バナナ、アプリコット、プルーン、小麦








私見)
 疑わしきものをただ単に除去するのでなく、栄養のバランスを考慮しつつ、代替のリストより補填します。
 除去した食品を解除する際には、食物アレルギーのチャレンジテストのように時間をかけることが大事
 です。







Irritable bowel syndrome (IBS) diets and how to choose one.pdf

IBS Diet_ What to Do and What to Avoid - About IBS.pdf

過敏性腸症候群 ブログ.pdf















posted by 斎賀一 at 17:23| Comment(0) | 消化器・PPI