慢性腎臓病の患者さんにコロナワクチンを推奨
CDC, kidney community leaders push safety
of COVID-19vaccines for staff, patients
of COVID-19vaccines for staff, patients
現在承認されている新型コロナワクチンのアナフィラキシー反応は11.1/100万人とされていますが、
透析を含めたCKD(慢性腎臓病)患者にも同様の事が推測されるとの見解が、CDCの腎臓病専門家より
発表になっています。
・透析施設の医師は、患者にワクチン副作用の全身症状と局所反応について、事前に充分な説明を
すべきとしています。
注射部位の疼痛及び腫脹は80〜89%
何らかの全身症状は55〜83% それには発熱、倦怠感、筋肉痛、頭痛、悪寒が含まれます。
ほとんどが軽症から中程度の症状で、接種後3日以内に出現し一両日中に寛解します。
・透析施設の医療関係者はもちろん、先ずワクチン接種を受けるべきですが、特に高齢(75歳以上)
の透析患者には優先的に接種を勧めることが述べられています。
・ファイザーとモデルナのワクチンの臨床試験には、透析患者はハイリスクとして含まれていなかった
ため、エビデンスとしては明白ではありません。
ファイザーの臨床試験では4万人中250人のCKD患者を実施しています。
モデルナは全くCKD患者を含めていません。
・世界ではCKD患者を含めたトライアルが236件勧められており、12の新たなワクチンもCKDを含めた
第三相試験に入っています。
・現在、透析施設の医療関係者は接種に消極的で、約半数は拒否しているとの事です。
しかし、患者を含めてその優先順位は高いと考えています。
私見)
私の中では現時点で先ず医療関係者は接種を行い、次に65歳以上のCKD患者さんを優先順位と
すべきだと思います。
コロナ ワクチン CDC, kidney community leaders push safety of COVID-19 vaccines for staff, patients.pdf