コロナ濃厚接触者について
〜患者さんへのお願い〜 第一線で奮闘している医療機関が逼迫しているとの事ですが、末端の開業医も混乱しています。
コロナと診断した後の入院先が決まらずに、自宅待機となっている患者さんが多くいます。
診断した後の責任は保健所でしょうか、はたまた我々開業医でしょうか。
症状が続く場合に、その間患者さんはどこに相談したらよいのでしょう。この私ですか。(GoToトラベル
を非難するつもりはありませんが、なぜ第一波の検証をしないで前に進んでいるのでしょうか。)
濃厚接触者の解釈範囲が狭くなってきています。保健所も苦渋の判断を強いられています。
「診療拒否をするのか?」と、無症状の濃厚接触者からの電話のクレームで泣いてしまう本院の若い職員
もいます。
現時点での濃厚接触者の意味を調べてみました。(下記のPDF参照)
厚労省の見解は「はっきりした線引きはない。それぞれのケースによってグラデーションだ。」とのこと
です。グラデーションをするほうは気が楽ですが、される方はたまったもんではありません。
今日(1月14日)、運転席でエンジンをかけたら「今日は愛と希望と勇気の日です。」とアナウンスして
いました。何やら心に突き刺さる言葉です。気を取り直して、私の座右の銘のダグ・ハマーショルドの言葉
「
神はお前の能力以上の事は要求しない」を思い出します。
本院では「少しの愛と希望と勇気を奮い起こして、
濃厚接触者の線引きをします。」
・本院でコロナと診断された患者さんと濃厚接触の方で無症状の場合は、まずはオンライン又はリモート
での診察を行ってください。
・症状のある方は、電話連絡後に発熱外来での受診となります。
・コロナと診断された患者さんで自宅待機の場合は保健所と協力し、その後は電話もしくはLINEでの診察
も視野にいれますので、事前にLINE登録をしてください。
・その他の濃厚接触の方は、先ずは保健所に連絡を取ってください。
濃厚接触1.pdfガイドライン厚労省.pdf濃厚接触.pdf