2020年12月02日

罹患歴のある乳幼児のワクチン接種について

罹患歴のある乳幼児のワクチン接種について



 病気の時や病気の罹患歴がある場合にワクチンを接種してよいものか、医者を信じて従順に接種した
結果、副反応が起きたらそれは親の責任ではないかと思いあぐねることがあるかもしれません。
医師である私も自分の子供にワクチンを接種する時に、エイッヤ! という思いで接種したことがあります。

 子供が病と戦っている時に、ワクチンを接種すべきか保護者の方から質問を受けることがあります。
「今日の臨床サポート」から拝借して下記にPDFで掲載しましたので、参考にしてください。

 直近の質問では、川崎病による免疫グロブリン治療後の生ワクチンについて、特に経口ロタウイルス
ワクチンについてです。
「RED BOOK」に記載がありました。結論的には経口ロタウイルスワクチンは支障ないとの事です。
下記に添付します。
また一般論としてネットで分かりやすく解説してありましたので、併せて下記に掲載します。
その他uptodateの記載も下記のPDFに掲載します。



       21202-4.PNG ←クリックで拡大     
 
            「RED BOOK」より   ※IGとは免疫グロブリンの事です。







1 今日の臨床サポートヒト免疫グロブリン .pdf

2 RED BOOK.pdf

3 uptodateより.pdf

4 ネットより.pdf













posted by 斎賀一 at 18:34| Comment(1) | 小児科

最近の風邪コロナ感染が新型コロナの重症化を防ぐ

最近の風邪コロナ感染が新型コロナの重症化を防ぐ
 
Recent endemic coronavirus infection is
associated with less severe COVID-19



21202.PNG


        

 日本を始め東アジアにおいて、新型コロナ患者の重症例が欧米に比べて少ないのは、従来からの風邪コロナ(eCOVs)に以前から罹患しているからと推測されていましたが、それを裏付ける論文が発表されています。
かなり専門的で統計学的な話も加わるため、結論だけを掻い摘んでまとめてみます。


1) 医学電子記録のPCR検査データを、2015年5月18日から2020年3月11日まで集計しています。
   他の16種類の呼吸器感染症とともに、4種類の風邪コロナ(eCOVs)をPCR検査で調べています。
   対象者は18歳以上です。

2) 結論としては、eCOVs陽性者は陰性者と比べて新型コロナ感染及び新型コロナによる入院が多い
   傾向でした。しかし人工呼吸器使用の危険率は0.1で、死亡の危険率も0.3と低率です。





         21202-2.PNG



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私見)
 論評では本論文には制限がありますが、エボラ出血熱の時に懸念されていたワクチンが却ってエボラの
 重症化を招くのでは、という心配は新型コロナのワクチンではなさそうとの事です。
 日本では毎年eCOVsが流行っているので、更に新型コロナに対して有効に機能しているのなら良いの
 ですが・・・?






本論文 コロナ 以前のコロナ.pdf








posted by 斎賀一 at 18:10| Comment(0) | 感染症・衛生