2020年06月10日

新型コロナ・最新ニュース

新型コロナ・最新ニュース

      <業務連絡用



   ネットより新型コロナに関する最新の情報がありましたので、纏めてみました。


1) 唾液によるPCR検査が認可されたのを受けて、日本医師会も検査体制の整備を勧めるとの事です。
   その場合、医療機関において実施するには要件を設けています。
   本院も従来通り、医療従事者の十分な感染対策と患者さんの動線に配慮して、新型コロナと今季の
   インフルエンザに対応しようと考えています。

2) 武漢では、流行の初期に医療従事者の感染が多くあったようです。
   個人防護服の表面において、ウイルスの培養は陰性との事です。
   十分な医療従事者の感染対策が必須である事には、変わりはありません。







1 唾液 ケアネット.pdf

11 コロナ 唾液 厚労省.pdf

2 コロナ 医療従事者.pdf

22 ゴーグル.pdf











posted by 斎賀一 at 19:50| Comment(0) | 感染症・衛生

2020年06月08日

持続性心房細動のアブレーションの有効性について

 
持続性心房細動のアブレーションの有効性について
 
Persistent atrial fibrillation ablation with contact force sensing catheter
 


20608.PNG
 


 発作性心房細動に対しては、アブレーション治療の進歩によりかなり標準化しています。
今回アメリカの雑誌JACCより、持続性心房細動におけるアブレーションの有効性に関する論文が載って
いましたのでブログしてみます。


先ず「今日の臨床サポート」より抜粋しますと

「心房細動はその持続時間から、発作性(7日間以内、多くは48時間以内)、持続性(7日間以上)、
長期持続性(1年以上)および永続性(除細動が不能)に分類される。
発作性の心房細動は毎年5.0〜8.6%で慢性化するとされている。
尚、発作性から慢性への移行は初期に多く、最初の5年で約25%が永続性の心房細動に移行するとの
データがある。最新の日本循環器学会ガイドラインでは、高度の左房拡大や左室機能低下を認めず、
薬物治療抵抗性症候性発作性心房細動に対し、カテーテルアブレーションの適応はクラスTとなって
いる。」
                                        以上「今日の臨床サポート」より


さて本論文を纏めてみますと

1) 持続性心房細動の381名を登録しています。
   アブレーション後の3か月の投薬調整期間と、3か月の観察期間を経ています。
   (medical consolidationつまりblanking period ;術後3ヶ月以内のBlanking period内
   では比較的再発が多いのですが、左房焼灼部位の治癒過程で不整脈が起こることが知られて
   います。)この期間の繰り返されるアブレーションは許されています。
   その後の9か月の経過観察となります。






          20608-2.PNG

           SCR;臨床スケジュール HMホルター心電図

          20608-3.PNG




  Blanking time では2回までのアブレーションは許されるようです。

  348名が登録されました。56%がPVIアブレーションで44%が追加アブレーションを行っています。
  (PVI;肺静隔離術)

2) 1週間以内の副作用は3.8%です。
   心タンポナーデが1.5%、脳梗塞が0.6%、横隔膜麻痺が0.3%、血管合併症が0.9%でした。

3) 効果の基準は心房細動発作が30秒以内としています。
   15ケ月時点で62%の効果でした。
   心房細動の症状の消褪は80%でした。
   アブレーションの再施行は14%です。


  


私見)
 持続性心房細動でも適応を満たせば効果は60%で、症状の軽快も80%はあると説明出来そうです。
 ガイドラインでは、患者さんの意向を重視とする意見と慎重にとの見解があります。
 結局はクラスUa~bという事の様です。
 患者さんが「やった方が良いですか?」と問われれば「それはあなたが決める事です。」と言うコンサルト
 の回答は最後まで控えましょう。
 専門医への丸投げも避けたいものです。





 ◆参考書籍等

  ・エクスプレス循環器病ファイル;メディカル・サイエンス・インターナショナル;村川裕二
  ・medical practice ;V.37 N.3 2020
  ・今日の臨床サポート






1 アブレーション.pdf 本論文.pdf

2 心房細動アブレーション文献より.pdf
3 アブレーション不整脈..pdf

4 アブレーションエキスプレス循環器病ファイル.pdf

5 心房細動アアブレーション治療.pdf 漫画.pdf

6 アブレーション 日本ガイドライン.pdf

7 発作性心房細動.pdf

8 慢性心房細動.pdf

9 AF Ablation Clinician Summary.pdf

10 AF Ablation Slide Set.pdf

11 カテーテルアブレーション 旧ガイドライン.pdf










posted by 斎賀一 at 18:28| Comment(3) | 循環器

2020年06月05日

ワクチンの保冷庫管理と大規模停電

ワクチンの保冷庫管理と大規模停電
 
小児科 V.61 N.6 2020 佐野 正
        
<業務連絡用>
       


20605.PNG




 新型コロナ対策に必死で協力している職員の皆さんに感謝します。
しかし最近では、災害は忘れないうちにやってきます。
大規模停電時のためにそれ用の自動車を購入予定でしたが、残念ながら諸般の都合により断念して
います。出来る事から始めましょう。

 雑誌小児科に、停電時対策としてのワクチンの管理に関する論文が載っていました。
本院においても検討してください。


纏めますと

1) データロガーを用いている施設が最近では多い。実際は、こまめな人力での記録の方が有効である。
   (私は購入します。2500円です。)




           20605-2.PNG



   
2) 在庫量を抑える。

3) 扉の開閉を減らすため、ワクチン専用の一般の大型冷凍冷蔵庫を購入する。
   生ワクチンは冷凍室に保管し、前日に小さな冷蔵庫へ移管する。
   冷凍室の余ったスペースには、停電に備えて保冷剤を最大限保管する。

4) 停電の備えのため、発砲スチロールを使用する。

5) 自家発電機は管理上難点
   資金に余裕があれば、蓄電器を数台用意する。
   冷蔵庫は意外に電気消費量が多く、3倍の余裕が必要
   従って蓄電器は最小の電子カルテ数台に絞り、余分な機器は使用しない。




         20605-3.PNG




  
6) 問屋と相談し購入しても、配達を遅らせてボトルキープ状態とする。

7) 細々と停電時は耐える事。






私見)
 「ピンチがチャンス」 よく言われる私の嫌いな言葉です。
  長い人生でその様な事は一度もありませんでした。
 この時期、「細々とバンカーから脱出」しましょう。
 そういえばゴルフが嫌いな訳がわかりました。
 バンカーからバンカー、そしてオーバーショット...。










posted by 斎賀一 at 21:56| Comment(0) | ワクチン