2020年04月04日

新型コロナの個人防護服は安全・続報

新型コロナの個人防護服は安全・続報

Absence of contamination of personal protective equipment (PPE)
by Severe Acute Respiratory Syndrome Coronavirus 2 (SARS-CoV-2)



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 以前、私のブログでも紹介しました新型コロナ患者の隔離室での汚染状況が、シンガポールから
報告がありましたが、今回は症例が3例から15例に増やしての論文です。


纏めますと、


 1) (検査方法は前回の論文と同様なので下記のブログを参照ください。)

 2) 15例は男性7名、女性8名です。
    全て人工呼吸器を付けた患者、および集中治療室の患者は除外しています。
    新型コロナの診断を受けて、48時間以内の患者を対象にしています。

 3) 個人防護服を着用した医療従事者の病室での暴露時間は、平均で6分です。
    医師が8分、看護師が7分、室内洗浄者が3分です。

 4) 個人防護服の各々の部位を表面スワブで採取しウイルスを調べています。
    (以前のブログを参照)

 5) 検体(採取されたサンプル)は90検体ですが、全てウイルスは陰性でした。
    個人防護服は、適切に着脱すれば、安全である事が証明された。

 6) 当然本論文での限界(問題点)はある。

     ・ウイルスは表面のスワブからの採取であり、検体を界面活性剤などで
      抽出した方法ではない。

     ・対象の病室は、1時間に換気を12回行っています。
      (5分に1回の換気となります。これによって、所謂マイクロ飛沫感染は
       防止しているとしています)
    
    したがって、一般病室には適応しない結果である。


          0404-2.PNG



私見)
 安全とはいえ、当然ながら従来通りに防護服に関しては注意が必要です。
 防護服が手に入らない状況です。本院も工夫を凝らしましょう。
 最悪、私は粗大ごみ袋で身を包みます。




本論文.pdf

新型コロナウイルス患者の隔離室における汚染_ _Font Size=_6_斎賀医院壁新聞_Font_.pdf







posted by 斎賀一 at 16:36| Comment(1) | 感染症・衛生