2019年11月21日

フッ素の安全性についてのレポート

フッ素の安全性についてのレポート
            Medscapeより
              Fluoride at High Levels 'Presumed' a Neurodevelopmental Hazard



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 アメリカ国家毒性プログラム(NTP)から、フッ素に関する報告草案が発表になりました。
結論的には、フッ素は人体の認知機能の発達に悪影響を及ぼす可能性があるとの事です。


纏めますと

1) 飲料水に1.5ppm以上という高濃度のフッ素を配合した場合には、悪影響が想定される。
   低濃度の場合には、小児の認知機能発達に影響があるとは考えられてはいない。
   根拠として7つのややクオリティの低い論文により結論付けられているが、クオリティの高い論文は
   結論には限界があるとしている。

2) 現在アメリカでは67%の住民がフッ素含有の水道水を使用しており、歯磨きや食品にも含まれて
   いる。

3) 2016年のNTPの報告によると動物実験ではエビデンスは中等度ではあるが、動物における学習と
   記憶の欠損が認められた。
   また直近2年間の研究でも、子供における神経機能の発達に悪影響を認めたとの数編の論文が
   ある。
   雑誌JAMAによると、妊娠中のフッ素摂取により子供の3〜5歳時におけるIQの低下を報告して
   いる。
   昨年のEnvironmental Internationalでも、高濃度のフッ素がADHDを増加させたとのショッキ
   ングな報告もしている。

4) 現在NTPの研究チームが、149の人体における論文と339の動物実験論文を調査中である。
   成人では研究に制約があるが、小児においては高濃度のフッ素はIQの低下の懸念があるとして
   いる。

5) アメリカのCDCはフッ素を水道水に入れた事は20世紀の快挙としているが、どの程度のフッ素が
   どの環境で適量なのか判明する事は出来ない。
   「抗生剤を医師が処方するから副反応に注意をするのであり、処方しなければその必要性はなく
   なる。」つまりフッ素を使用するなら量と関係なく注意をすべきである。


      「You can repair a cavity, but you cannot repair a brain」
         (かなり挑戦的な文言です。)






私見)
 以前の私のブログをご参照ください。特に2017-01-04のブログを掲載します。
 又関連資料も再度掲載します。
 それ以上の私のコメントは控えます。

 あるテレビ番組で歯磨きをした後にブクブクをしない方が虫歯予防になるという外国の報告をして
 いました。・・・ どんなもんでしょう?







1 Fluoride at High Levels 'Presumed' a Neurodevelopmental Hazard.pdf

2 ブログより.pdf

3 フッ素4.pdf

4 フッ素3.pdf

5 フッ素1.pdf










posted by 斎賀一 at 13:50| Comment(1) | 小児科