2019年05月02日

片頭痛の鑑別

片頭痛の鑑別
 
Distinguishing different types of headaches 
 

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 アメリカの内科学会で頭痛のプレゼンテーションがあり、ネットで掲載されています。
主に片頭痛との鑑別です。


纏めてみますと

・片頭痛は片側性、拍動性、中程度から重度の疼痛で通常は4~72時間持続します。
 普通の身体活動で悪化し、吐き気、嘔吐を伴い、光や音に過敏となります。
・筋緊張型頭痛は両側性で非拍動性、通常は30分から7日間続き、通常の身体活動での悪化はありま
 せん。しかも吐き気、嘔吐を伴う事もありません。

問題点は、片頭痛と筋緊張型頭痛はコインの裏表(yin and yang)でオーバーラップしています。
 片頭痛の患者はしばしば肩こりを訴え、それが原因で片頭痛とは思っていません。
しかも長年のストレスによる筋緊張型頭痛が片頭痛を誘発する事もあります。
 副鼻腔炎による頭痛(sinus headache)として耳鼻科の治療を続けるも好転せず、結局は片頭痛との
診断に至る事もある。
片頭痛の痛みは時に副鼻腔に一致する事もあり、鼻閉を伴います。
逆に片頭痛と診断されても、一度は副鼻腔炎の診察も考慮すべきだとしています。





私見)
 実地医家においては、頭痛の鑑別と咳の治療が、名医とだ藪の境目と思っています。
 折角の連休ですので、次回のブログは頭痛を纏めてみたいと意気込んでいます。





頭痛 鑑別.pdf










posted by 斎賀一 at 13:19| Comment(1) | 脳・神経・精神・睡眠障害