2018年09月27日

Low-Resource Settingsにおける糖尿病薬の選択

Low-Resource Settingsにおける糖尿病薬の選択
 
Medicines for Treatment Intensification in Type 2 Diabetes and Type
Of Insulin in Type 1 and Type 2 Diabetes in Low-Resource Settings



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 WHOのシンポジウムで、 Low-Resource Settings での糖尿病薬の選択についてガイドラインが
発表になり、雑誌 annals of internal medicine に掲載されています。
この “Low-Resource Settings” の意味合いに思案してしまいます。
“費用対効果” とも違うようですし、単にお国柄として片づけられない気もします。
 論文中に「お金は患者さんのポケットから出る。」との記載がありますが、日本の実地医家にとっても
糖尿病の新時代と浮かれていられない感じです。



纏めてみますと

1) 2013年に、既にWHOは第一選択としてメトグルコ、第二選択としてスルフォニール尿素系と、ヒト
   インスリンを勧奨しています。
   このWHOのガイドラインは、患者個人よりも集団としての捉え方をしているとの事です。
   しかし、最近の新薬は患者個々の効果に焦点を当てているとの指摘です。

2) 本ガイドラインは二つの点を重視しています。
   ・DPP-4阻害薬、SGLT-2阻害薬、TZDs(アクトス)は、メトグルコやスルフォニールで十分な効果
    が得られない時に使用すべき
   ・インスリンアナログは、ヒトインスリンとの比較試験がされている場合のみ採用すべきとして
    います。つまりヒトインスリンの方に重点を置いています。





私見)
 DPP-4阻害薬、SGLT-2阻害薬、インスリンアナログは実地医家にとっても強い味方です。
 しかし、一度頭を冷やす必要もありそうです。






ana dm .pdf












posted by 斎賀一 at 15:15| Comment(2) | 糖尿病