2018年07月18日

週二回は魚を食べましょう

週二回は魚を食べましょう

 
Seafood Long-Chain n-3 Polyunsaturated
Fatty Acids and Cardiovascular Disease


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 魚には、動脈硬化に良いとされているn-3系脂肪酸(DHAとEPA)が含まれています。
アメリカでは近年、1999年よりも魚の摂取はやや多くなっているようですが、未だ不十分のようです。
1週間に2回は摂取した方が良いようですが、4回以上と多く摂っても心血管疾患の予防効果はなく、
却って水銀の問題も懸念されてきます。
アメリカAHAの雑誌のcirculationより総説が出ていましたので、纏めてみます。



1) n-3系脂肪酸はサーモン、ニシン、アンチョビ、サバ、マグロに多く含まれています。
   甲殻類、タラにも多少あるそうです。

2) 2017年のAHAの勧告ではサプリメントに関して一般的に懐疑的でしたが、心筋梗塞や心不全で
   入院歴のある人に関しては、2次予防としての効果を期待して勧めています。

3) 魚由来のn-3系脂肪酸は、心拍数を減らし心伝達を遅らせるため不整脈の予防にもなる。
   また血管内皮の機能改善に作用して、血管内のプラーク(脂肪の沈着)を減少させる。

4) サプリメントは血圧に有効かもしれないが、魚を摂取する事は血圧に直接影響を及ぼさない。

5) しかし、食事に魚料理を多くすると冠動脈疾患、心臓関連の急死を減少させる。

6) サプリメントは、心不全患者の入院率や急死を予防できる。

7) 月に一回しか魚を摂取しない人に比べて四回以上摂取する人は、心血管疾患を22%減少させる。
   しかし、出血性脳卒中に関しては有効ではない。

8) 養殖のサーモンとマスは、天然ものよりn-3脂肪酸が多く含まれている。

9) 論者は週に1〜2回の魚の摂取を勧めています。







魚.pdf

脂肪酸 n3系.pdf












posted by 斎賀一 at 18:54| Comment(1) | 循環器