2018年03月30日

治療抵抗性高血圧症にはスピロノラクトン

治療抵抗性高血圧症にはスピロノラクトン
          <ツイッター版>
 
Spironolactone Versus Clonidine as a Fourth-
Drug Therapy for Resistant Hypertension





 ブラジルのReHOT研究の報告です。
降圧剤としては降圧利尿薬、カルシウム拮抗薬(CCB)、ARB(または ACE-I)の3種類が主ですが、
その併用を3か月間行っても、目標血圧140/90以下にならない場合を治療抵抗性としています。その
場合はスピロノラクトンを追加する事が裏ワザとして知られていますが、今回の論文はそれを検証する
研究です。



1) 高血圧患者1,597名を対象にしています。その内187名(11.7%)が治療抵抗性でした。
   この治療抵抗性患者は脳梗塞、糖尿病、腎機能低下になる可能性が高いとされており看過できない
   問題です。

2) 治療抵抗性の内162名をスピロノラクトン(アルダクトンA、セララ)、またはクロニジン(アプレゾリン)
   を従来の処方に追加した2群に分けて検討しました。

3) スピロノラクトンはクロニジンに対して非劣性であり、24時間血圧計では優位、で副反応も同程度
   であった。しかし、目標血圧の到達は21%程度であった。





私見)
 アプレゾリンは現在使用していません。
 (私の医師に成りかけの時はダイクロ-Sかセルアプでした。このアプがアプレゾリンです。) 
 本院でも第四の薬剤としてスピロノラクトンを使用していますが、そのような治療抵抗性患者は1/10人
 おり、第四の降圧剤を追加しても、その目標達成は1/5人と少ない事を認識しておくことが大事なよう
 です。予後の点を考えて、治療抵抗性患者には処方の検討や、更なるライフスタイルの改善を勧めて
 いかなくてはなりません。




https://clinicaltrials.gov/ct2/show/study/NCT01643434

reHOT研究.pdf

降圧剤 カルデナリン アプレゾリン.pdf







posted by 斎賀一 at 19:58| Comment(0) | 循環器