2018年02月14日

インフルエンザは空気感染する?

インフルエンザは空気感染する?
             <ツイッター版>
  
Infectious virus in exhaled breath of symptomatic
seasonal influenza cases from a college community



 どの様にしてインフルエンザが伝播するかに関しては、以前のNEJMの動画からも飛沫感染が主体で空気感染の可能性は低く、一般的なマスクで良いとしていました。 (私の思い違いかも?)
今回のPNASからの論文では空気感染の可能性もあり、しかも咳やクシャミをしていなくても呼吸だけで他人に伝播するとの事です。



1) インフルエンザと診断された大学内での142人が対象です。
   2012~2013年の季節性インフルエンザの時期に調査を行っています。

2) 患者サンプルは鼻咽頭スワブと30分間の呼気からです。(fineは5μ以下、courseは5μ以上で両者
   を採取。つまりfineは空気感染で、courseは飛沫感染を意味します。)

3) 登録者は発病3日以内で普通の呼吸、会話、咳、クシャミにおける状態で採取しています。

4) インフルエンザウイルスは、呼気のfine粒子の中に意外に長い時間いる事が分かり、空気中に漂う
   かもしれない様です。

     ※鼻咽頭のスワブで89%、呼気のfine粒子の中に39%存在していました。

5) 咳やクシャミをしなくても普通の呼吸でウイルスは飛散していました。





私見)
 勿論マスクは他人にうつさない点では重要ですが、個人の防御の点では不十分とのガイドラインです。
 手洗い励行も併せて推奨しています。
 どのマスクを用いるかは、来たる新型インフルエンザに備える観点からも重要になりそうです。
 日本での学級閉鎖は高く評価されています。
 また、以前のpmd09の際のCDCからの報告では空気感染の可能性は低いとする論文もありました
 が ...!?





seasonal influenza cases from a college community.pdf






posted by 斎賀一 at 19:16| Comment(1) | インフルエンザ