2018年01月25日

インフルエンザ脳症が増加傾向

インフルエンザ脳症が増加傾向



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 インフルエンザの流行が続いています。
例年にない猛威で特にB型が多い傾向です。インフルエンザの患者さんが増加するに従ってインフルエンザ脳症も報告されています。日経メディカルからの報告を掲載して、以前の文献も併せ検討してみました。



1) インフルエンザ脳症は病理学的には脳炎や髄膜炎と異なり、はっきりした炎症所見(炎症細胞の
   浸潤)は認められず脳の腫大が主な病変である。

2) 痙攣、異常行動、譫妄を認める。
   インフルエンザの診断の基で、痙攣が発症したら脳症の危険がある。
   (本院来院時に痙攣が治まっていたら、インフの検査後に紹介し、痙攣で来院されていたら、ダイ
   アップを使用。)
   特に複雑型 (麻痺、覚醒の遅延、痙攣の重積) の場合は後方病院への紹介が必要。
   譫妄、異常行動が1時間継続する場合は脳症を疑う。

3) タミフルとの因果関係は無いようだ。

4) 異常行動は10代に多いとは限らない。
   全年齢層に脳症の危険はある事に注意が必要。



      

私見)
 下記の文献をPDFに纏めましたので、それを参照してください。
 また、ガイドラインと報告書を下記に掲載しました。
 インフルエンザ脳症は対応が厳しい事を認識しましょう。

 


 参考文献は下記です。

 1) インフルエンザによる意識障害 : 小児科Vol. 56 No.4 2015
 2) 異染性自質ジストロフィー症 : 小児科Vo l. 58 No.2 2017
 3) わが国の急性脳症の発生動向 : 小児科Vol. 56 No.6 2015
 4) 小児のウイルス感染症と意識障害 : 小児科Vol. 56 No.2 2015



 下記PDFは、日経メディカルの報道によるものです。

 インフルエンザ脳症−1 (2).pdf

 インフルエンザ脳症ー2.pdf




 職員の皆さんは下記のPDFを参考にして、よく勉強しておいてください。


 インフルエンザ脳症抜粋.pdf

 <速報>インフルエンザA(H1N1)pdm09 による生来健康小児の急性インフルエンザ脳症死亡例.pdf

 インフルエンザ脳症の現状.pdf


 インフルエンザ脳症−1.pdf



 ※急性脳症に関するPDFを追加いたしましたので、併せてご参照ください。


 ー2急性脳症ガイドライン.pdf

 急性脳症鑑別.pdf

 難病情報センター _ 痙攣重積型(二相性)急性脳症(指定難病129).pdf








  
posted by 斎賀一 at 13:17| Comment(1) | インフルエンザ