2017年12月06日

結腸憩室炎の危険因子

結腸憩室炎の危険因子
 
Adherence to a Healthy Lifestyle is Associated
With a Lower Risk of Diverticulitis among Men



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 開業医のセッティングでは、炎症性腹痛の患者さんに対して最初に鑑別するべき疾患は急性虫垂炎と理解していましたが、最近では結腸憩室炎の方が頻度が高い印象です。
又、厄介な事に再発もしばしば経験いたします。
 今回の論文では、ライフスタイルが結腸憩室炎に大きく関与しているとの事で、逆に言えばそれを改善する事により、予防効果も期待できるとしています。


結論としては

1) 45,203人を登録しています。
   類推すると結腸憩室炎の発生は、907人/75万7,791人/年でした。
    (一般論としては、10人/10万人/年、以下の場合は、稀な発生とされています。) 

2) ライフスタイルとして予防できる因子としては
    a) 肉類を50g/日以下にする。
    b) 2時間/週の運動
    c) 禁煙 (これと正反対のデータもあります。)
    d) 肥満対策としてのダイエット
    e) 線維食品の摂取 (あまりに多く摂取すると腸内圧の亢進となり、問題とする論文もあります。)

3) 上記の項目の中で
   1つでも取り入れれば危険率は、0.71に減少
   2つでは 0.66、 3つでは 0.5、 4つでは 0.47、 5つでは 0.27 に減少





私見)
 結論として、3項目をライフスタイルの改善に取り入れれば発生を半分に減らすことができます。

 関連文献を掲載します。
 下記の蔵書より抜粋しPDF化しました。ご参照ください。

    1) 浅岡の漢方薬 : 羊土社
    2) 消化管エコーupdate : 医歯薬出版株式会社





元文献Diverticulitis.pdf

憩室炎の抜粋.pdf

疑うところから捜査は始まる.pdf

Acute Diverticulitis.pdf

Probiotics in Maintaining Remission of Symptomatic Uncomplicated Diverticular Disease.pdf

Diverticulitis (2).pdf

Pathogenesis of Colonic.pdf

pdf.pdf

小児の大腸憩室炎.pdf











posted by 斎賀一 at 19:01| Comment(1) | 消化器・PPI