2017年10月05日

朝食抜きは動脈硬化を誘発

朝食抜きは動脈硬化を誘発

The Importance of Breakfast in Atherosclerosis Disease

      
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 スペインからの報告です。
朝食を抜くと動脈硬化が進みやすいとの事です。


纏めてみますと

1) 心血管疾患の既往のない40〜54歳の4,000人を対象に、6年間追跡調査をしています。

2) 動脈硬化を超音波で検査しています。

3) 朝食を抜く、とは一日の総カロリーの5%以下しか朝食を摂らない場合、と定義しています。
   過剰に摂取している、とは一日の総カロリーの20%以上を摂っている場合、としています。
   全体で朝食抜きは3%、過剰摂取は28%、その中間が69%でした。

4) 超音波で動脈硬化を測定すると、
   腹部動脈では、朝食抜きは過剰摂取と比べて危険率が1.79倍
   頸動脈では、危険率が1.76倍でした。




私見)
 今回の論文の著者は、この朝食抜きの傾向は子供の頃から始まっていて、朝食は生活のリズムとホルモンとの関係が強く、その観点からして朝食は一日の食事の中で、最も重要な位置にあるとしています。
 又、ある観点から朝食を食べる余裕があるという事は規則正しい生活が出来ている事でもあり、それだけライフスタイルに気を付けている証かもしれません。
 患者さんで夜遅くまで勤務して朝早くからの出勤を余儀なくされている方が多くいます。
「健康管理に充分注意して。」としかアドバイスが出来ない事があります。 
  (毎日、朝早くから夜遅くまで働いている本院の職員に何が欲しいか尋ねたら「休みが欲しい。」との事です。何はともあれ朝食はガッチリ食べて頑張ってもらいたいものです。)




朝食抜き.pdf
















posted by 斎賀一 at 12:29| Comment(1) | 循環器