2017年08月15日

DAA(C型肝炎の経口治療薬)は死亡率を減少させる

DAA(C型肝炎の経口治療薬)は死亡率を減少させる

Impact of Sustained Virologic Response with Direct-Acting Antiviral
Treatment on Mortality in Patients with Advanced Liver Disease




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 DAAが肝癌の発生を抑制するかは今後の課題とされていましたが、DAAで治療成功(SVR)の場合は
肝細胞癌の発生を遅らせるか、または抑制し、その後明らかに亡率の減少をもたらすとの論文が発表
されました。


1) DAA治療した15,059人を対象
   13,992人がSVR、 355人が治療不成功、 712人が再発
   治療不成功例の多くは、事前に肝障害が進んでおりました。

2) SVRでは、不成功例と比べて死亡の危険率は0.26と低下
   1年間での死亡率は79.6%も低下します。

3) 血清アルブミンと死亡率が関係していました。
   3以下で危険率は3.86倍、 3~3.4で2.01倍
   腎機能とも関連がありそうだとしています。

4) 治療前に肝細胞癌の既往があってもSVRに達成していれば、死亡/100人/年は、21人から7.5人に
   減少します。






私見)
 肝癌の既往があっても(治療で肝癌が消失)、肝機機能が安定していれば、DAAの治療対象になるかと
 思います。






Impact of Sustained Virologic Response with Direct-Acting Antiviral Treatmen.pdf










posted by 斎賀一 at 16:08| Comment(1) | 肝臓・肝炎