2017年07月27日

糖尿病初期治療後のHbA1cが予後を予測する

糖尿病初期治療後のHbA1cが予後を予測する

Early Glycemic Control and Magnitude of HbA1c Reduction
Predict Cardiovascular Events and Mortality



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 オランダからの報告です。


1) 新規にU型糖尿病と診断された24,752人(平均年齢62.5歳)に対して、初期治療としてメトグルコ
   単独を処方し平均で2.6年間経過観察しています。

2) メトグルコを処方して180日後の到達A1cの値と低下率を調べ、その直後からの心血管疾患と
   脳卒中の頻度を、最長10年間集計しています。

3) 結果的には、初期治療のメトグルコ服用から180日後のA1c到達値と減少率が、その後の心血管
   疾患の出現頻度と死亡率に関係したとしています。

4) 論者は考察しています。
   A1cを7以下にする事はコンセンサスがあるが、6.5以下にする事に関しては異論がある。
   Metabolicmemoryやlegacy effectと言って、初期治療効果がその後の予後に関与するとの論文
   もあるがそれを証明した形である。




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   尚、A1c到達値と低下率によるグループは下記に示します。


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私見)
 初期治療に良く反応する群はそれだけ予後も良いと言う事ですが、当然バイアスが係ります。しかし、
 それを逆手にとって、初期治療にあまり反応が良くない場合は更に真剣にコントロールをする必要が
 あると理解しました。
またヘモグロビンA1cは、コントロールの指標に充分に耐えられる検査である事も証明されたようです。

 グラフ関係はPDFにしました。



HbA1c.pdf

A1c.pdf













posted by 斎賀一 at 14:35| Comment(2) | 糖尿病