2017年07月15日

COPD(慢性閉塞性肺疾患)の吸入療法  LAMA/LABAは意外に安全?

COPD(慢性閉塞性肺疾患)の吸入療法
LAMA/LABAは意外に安全?

Risk of Cardiovascular and Cerebrovascular Events in COPD
Patients Treated With Long-Acting β2-Agonist Combined
With a Long-Acting Muscarinic or Inhaled Cort


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 長時間作用性抗コリン薬(LAMA)と長時間作用性β2刺激薬(LABA)は、心血管に影響する事が懸念
されています。
が、その一方で呼吸器には選択性があるので、有益性があれば使用可能との論文も散見されています。

 今回の論文ではLAMA+LABAの合剤は、LABA+ステロイドと同程度の心血管の副反応であったとの報告です。つまりLABAにLAMAを追加しても、心血管には追加負担にはならないと言う事のようです。


 1) 2004~2014年の調査

 2) 心血管疾患の発生頻度はLAMA/LABAが2.11%、LABA/ステロイドが3.41%

 3) 脳血管疾患の頻度は両者であまり差がなく、0.4%程度

 4) 高リスクの患者が主体の調査のようで、低リスクの患者群ではどうかが問題としています。




私見)
 以前の私のブログ(COPDで検索)をご参照ください。
 高齢者が多いCOPDにLAMA/LABAの使用は慎重さが必要ですが、LAMAで効果がない時は
 LAMA/LABAは有力な選択肢です。
 
 勉強のため 「Jmedの成人吸入薬のすべて(日本医事新報社)」 よりパクリましたので、下記のPDFを
 ご参照ください。 (勿論購入をお勧めいたします。)





Risk of Cardiovascular and Cerebrovascular Events in COPD Patients Treated W.pdf


copd吸入剤.pdf










posted by 斎賀一 at 15:15| Comment(0) | 喘息・呼吸器・アレルギー