2017年06月19日

夏の怖〜い虫に注意

                      夏の怖〜い虫に注意
            <ツイッター版>



    報道されています外来種の蟻さんに怖いのがあり、日本に上陸との事です。
   “火アリ”  と言うそうです。  (ダジャレは控えます。最近スベッテいます...。)
   “やけど虫”  と言う虫にも注意勧告が出されていました。




   ひあり.pdf
  
   ヒアリ|東京都環境局「気をつけて!危険な外来生物」.pdf

   夏場の皮膚炎『やけど虫』も鑑別に.pdf








posted by 斎賀一 at 19:46| Comment(1) | その他

2017年06月17日

小さな脳動脈瘤の増大について

小さな脳動脈瘤の増大について

Growth and Rupture Risk of Small Unruptured Intracranial Aneurysms



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 7mm以下の小さな脳動脈瘤が一年間でどの程度増大するか、又その際の破裂の危険性はどうなのかを解析した論文が出ています。


 1) 発見される脳動脈瘤の85~88%が7mm以下との事です。

 2) 以前から考えられているよりも小さな脳動脈瘤で、破裂は起きている。
    破裂した脳動脈瘤の25%は小さな脳動脈瘤だった。

 3) この事から、脳外科医は小さな脳動脈瘤を治療する機会が多い。

 4) 小さな脳動脈瘤は年間の増大率も少ないと一般には考えられているが、反対の報告もある。
    2013年のChienらの報告では、3mm以下では年間増大率が11.64で、5mm以下では5.10
    でした。

 5) 論文により隔たりがかなりあるが、まとめてみると
    3mm以下での年間破裂率は0%、5mm以下では0.5%、7mm以下では1%である。
   
 6) しかし統計学上の問題として
    破裂の危険がある症例は治療対象になるので事前に排除されているし、経過観察が長いことから、
    必ずしも大きさが破裂率に反映されてはいない。

 7) AHA/ASAの勧奨では脳動脈瘤の発見からは6~12カ月で再検査し、その後は毎年か隔年かで
    再検査するとしている。

 8) 一般的に小さな脳動脈瘤は破裂する危険は少ないが、十分に専門医と相談する必要がある。




私見)
 小さいからと言って油断は禁物のようです。
 本医療圏には優秀な脳外科医がおり、頼もしい限りです。
 今や古典的になってしまいましたがNEJMの文献をPDFで掲載します。




Growth and Rupture Risk of Small UIAs _ Annals of Internal Medicine _ Americ.pdf

nejm-1.pdf

medcal tribune.pdf

大型脳動脈瘤もステントで治せる.pdf

未破裂脳動脈瘤の診断は医師にとって精神的負担:医師のための専門情報サイト[MT Pro].pdf










posted by 斎賀一 at 15:13| Comment(1) | 脳・神経・精神・睡眠障害

2017年06月16日

非インスリンのU型糖尿病患者に自己血糖モニタリング(SMBG)は無効

非インスリンのU型糖尿病患者に自己血糖モニタリング(SMBG)は無効

Glucose Self-Monitoring in Non–Insulin-Treated
Patients With Type 2 Diabetes in Primary Care Settings



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 非インスリン(インスリンの注射をしていない)U型糖尿病患者に自己血糖測定をしてもA1cの改善は認められなかったとの報告です。


 1) A1cが6.5~9.5のU型糖尿病患者で、経口薬のみのインスリンを注射していないU型糖尿病患者
    を対象

 2) 450人を1年間観察して結果を調べました。

 3) 対象者を3群に分けています。
    a:モニタリングをしない群
     b:一日一回のモニタリングをして結果を報告する群
    c:一日一回のモニタリングで結果その後の指示を自動的に報告する群


         0616-2.PNG


結果)
結果は下記のグラフの如くに、最初はモニタリングをした二つの群とも成果が上がるが、1年後には三つの群ともA1cの効果に影響はなかった。




         0616-3.PNG



考察)
結局ね!開業医に頼んだからどの程度真剣に積極的に指導していたかわからないんだけど、結果に差は出なかったんです。しかもインスリンをしてない言わば軽症のU型糖尿病患者を対象にしているんです。治療はメトグルコとかアマリールとか言ったので、延々と治療している患者が対象なんです。
だから患者群は治療歴は長いし、モニタリングも一度は既に経験積みで、最初はハイハイとやりますが直ぐに飽きちゃったんですよ。
 僕たちはね、以前から自己血糖のモニタリングは効果がないといっているのに、開業医は上から目線であれはいけないとか、自分で血糖を測って認識するのが第一歩だなんて、偉そうに言っているから結局は効果は上がらないんですよ。モニタリングの器具を購入させて指導した気でいるから全く困るんですね。
ま〜、この論文で患者も開業医もモニタリングが効果がないと、世間で知れ渡ってもらいたいと僕は願っているんですよ。
じゃあどうするんですかって?そりゃね、管理栄養士とか専門家とかチームでとりかからなきゃいけないでしょう。つまり糖尿病の治療を紋切り型で簡単に考えてもらいたくないんですよ!




私見)
 私は若い頃からひがみっぽい深読みする性格なんでしょうか。
 なんだかこんな風に解読してしまいました。
 JAMAの編集者、及び筆者の皆さん御免なさい。



jamainternal_Young_2017_oi_170027.pdf







 
posted by 斎賀一 at 20:33| Comment(0) | 糖尿病